
オオカミと犬を交配させたウルフドッグ(狼犬)は種類や個体によって異なるが、中には二足立ちすると人間の背を超えるほど大きく育つ者もいる。
まだ若い黒いウルフドッグのジェティが台所を物色する動画が話題となっている。
ジェティが後ろ脚で立ち上がると、簡単に上についている吊り戸棚を開けることができてしまうのだ。どうりでチャイルドロックがついているわけだわ。
巨大ウルフドッグ、キッチンを物色中
ウルフドッグ(狼犬)が大好きで、飼育経験が豊富なTikTokユーザー、@walking_with_wolfdogさんが投稿したのは、狼犬のジェティがキッチンの上の戸棚を次々とチェックしている様子を撮影したものだ。
後ろ足で立ち上がると、キッチンの天井近くにある吊り戸棚の取っ手にも軽々と手が届く。そのサイズ感は一目瞭然。立ち上がるとまさに人間サイズ。
鼻先を使って戸棚を開けようとしているのだ。
台所は丸ごと食料物色現場になってしまったようだ。
ウルフドッグの高い知能と好奇心があれば、キッチンの戸棚くらい簡単に攻略してしまう。そのため、戸棚という戸棚には開けられないようチャイルドロックがついているのがわかる。
後ろ姿はまるで人間のようじゃないか。
この動画には、「とってもいたずら好きな若いジェティが、戸棚を自分で開けようとしている様子。戸棚ロックの重要性がわかる」とキャプションが添えられている。
視聴者からは「この子、戸全部ぶち抜こうとすればできちゃうんじゃない?」、「戸棚にチャイルドロックがついているってことは、以前に開けられたことがあるってことね」と笑いを交えて語っている。
ウルフドッグとは何か?
ウルフドッグとは、オオカミと犬を交配して生まれた種だ。日本語では「狼犬(おおかみいぬ、ろうけん)」とも呼ばれる。
交配に用いられる犬種には、シベリアン・ハスキーやアラスカン・マラミュート、ジャーマン・シェパードなどが多い。
オオカミと犬は遺伝的に近く、交配が可能であるため、ウルフドッグは見た目こそ犬に近いものの、行動面では野生の本能を色濃く残している個体も少なくない。
そのため、しつけには特別な工夫が必要とされ、一般的な家庭犬と同じようには扱えないことが多い。
日本においても、狼犬の飼育には「特定動物」としての規制対象となることがあり、飼育には自治体の許可が必要になる場合がある。飼育を検討する際には、自治体の動物管理センターなどに必ず事前確認が必要だ。
@walking_with_wolfdogさんはウルフドッグに魅了されており、現在2匹のウルフドッグを飼っており、飼育経験も豊富だ。
ウルフドッグを飼育するには、広大なスペース、高いフェンス、頑丈な施錠、そして何よりも深い理解と愛情、責任感が求められる。
彼らは約180cmのフェンスも軽々と飛び越え、脱走の名人として知られる。また、訓練も一筋縄ではいかず、人間に対して従順であるとは限らない。
さらに、個体差も非常に大きく、同じウルフドッグでもオオカミの遺伝比率によって性格や行動が大きく異なる。犬に近い性質を持つ個体もいれば、極めて野生的な性格を持つ個体も存在する。
飼い主はウルフドッグに、アルファ(群れのリーダー)として認められなければならない。覚悟と忍耐も試される。こうした特徴から、ウルフドッグは「初心者には不向きな犬種」と言われている。
でもこうやって動画を見ている分にはその魅力を堪能できるので、@walking_with_wolfdog[https://www.tiktok.com/@walking_with_wolfdog]のアカウントはフォローさせていただこう。