
普段は仲良しな犬と猫たちなのに、この時ばかりは警戒心ムンムン。それもそのはず、犬は動物病院から帰ってきたばかりなのだ。
基本的に動物病院が好きなペットは少ない。この猫たちにとっても苦手な場所なのだろう。
1匹の猫はクンクンと犬の体を嗅いで、「まさかお前、病院の回し者じゃないだろうな?」と何度も確認し、もう1匹は険しい表情で犬を見つめた後、距離をとり始めたのだ。
動物病院帰りの犬を警戒する猫たち
この日、ジャーマン・シェパードは動物病院に行ってきた。帰宅後はソファで横たわっていた。すると2匹の猫たちがその周囲で怪訝な態度を見せている。
猫は嗅覚が鋭いし、気配の変化にも敏感だ。明らかにいつもとは違う匂いを身にまとっている犬を警戒している様子。
1匹の猫は「あんた、なんてところに行ってきたのよ」と、表情を曇らせる。
そしてもう1匹の猫は、しきりに犬の体の匂いを嗅ぎまわり「こいつ、あのヤバイ場所にいってきたんじゃないのか?」と何度も確認する。
仲間の犬を気の毒に思いながらも、その体から漂う病院特有の匂いに警戒し、自分たちはまきこまれたくないといった様子の猫たち。
この動画は「いつもと違う匂いなのは彼女(犬)のせいじゃない」というコメントと、「動物病院帰りの犬」というキャプションと共に、TikTokに投稿された。
動物病院では、消毒薬やアルコール、ヨウ素、麻酔ガスなど、日常生活では嗅ぐことのない強い匂いが体に付着する。
もしかしたらこの犬のことをいつも一緒にいる犬じゃなく、病院の回し者である別の犬と勘違いしちゃったのかも。
病院に連れていかれ、ぐったりしている犬さんは大変お気の毒だが、猫も悪気があったわけじゃなく本能的なものだし、その匂いが取れるころにはきっとまた仲良くなれるはずだ。