座りたいのに座れない!赤ちゃんゾウが折り畳み椅子と格闘する様子がかわいい
Tusker Shelter

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 好奇心旺盛で無邪気なゾウの赤ちゃんは、どうしても人間が座っている折り畳み椅子に座りたい。

 人間がやっていたのを真似して、お尻をぐいっと椅子に押し込もうとするのだが、その力に負けて椅子が閉じてしまう。

 何度やってもうまくいかず、「もうやだ~」とちょっと切れぎみになっているところも含めてかわいいのだ。

ゾウの赤ちゃんの折り畳み椅子チャレンジ

 タイ北部チェンマイ県にあるゾウの保護施設「タスカー・シェルター(Tusker Shelter)」での出来事だ。

 動画には、赤ちゃんゾウが折りたたみ椅子に座ろうと、何度もトライする様子が映されている。

 人間たちが座っているのを見て自分も座りたくなったのだろう。好奇心旺盛な赤ちゃんゾウは、お尻を座面に押し付け座ろうとトライ。

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 ところが、折り畳み椅子はうまくバランスをとらなければ座れない上に、小さくてもゾウはゾウ。お尻が大きくて重すぎたようで、うまく座れない。

 前足を持ち上げて体を乗せようとしたり、バランスを取ろうとしたりと、一生懸命な様子が伝わってくるが、どうやっても思うよう座れない。

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何度がんばっても座れない

 しまいには前足で椅子を蹴り倒してしまい、椅子は折りたたまれた状態にまで戻ってしまった。

 「もうやだー!この椅子いじわるするー!」とちょっとキレ気味にかんしゃくを起こす様子もうかがえる。だがそれも微笑ましい。

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 それでも子ゾウはあきらめず、倒れた椅子のまわりをうろうろしする。

 すると撮影していた人が椅子を元の形に戻し、もう一度チャレンジ。

しかし最後まで「座ること」はできなかった。

 Instagramの投稿には、「ただ座りたかっただけなのに、椅子にはそれがわからない。小さなゾウのささやかな願いは、鈍感な椅子に拒まれてしまった」と詩的なキャプションが添えられており、子ゾウの心情に寄り添ったメッセージが印象的だ。

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 この動画は公開されるとすぐに話題となり、「もっと大きな椅子を用意してあげて!」「ゾウって本当に賢くて可愛い」「無垢な心に癒やされた」、「本当に最高だった。最後にゾウが本気で怒っていたのがすごくかわいい!」といった反応が多数寄せられている。

 タスカー・シェルターではこれまでにも、椅子に座る男性に優しくハグする子ゾウの様子も投稿されており、まるで人間を親のように慕う子ゾウの姿が話題になっていた。

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 タスカー・シェルターでは、怪我や病気、自然災害に遭ったゾウたちの救護やリハビリを行っている。

 また、観光客がゾウと触れ合える体験型プログラムも提供しており、ゾウとのふれあいを通して野生動物との共生や保護の重要性を広く伝えている。

 こうした教育的活動は、訪問者だけでなく地元の人々にもゾウへの理解を深めるきっかけとなっている。

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