
猫に入ってほしくない部屋やスペースがあるとき、役に立つのがペット用ゲートだ。
ある飼い主は、おしゃれな木製のゲートを何時間もかけて手作りした。
ようやく完成し、設置が終わった。あとは猫に、ゲートにある猫用ドアから出入りすることを覚えてもらえばいい。
早速猫がやってきた。うまく使ってくれるかなと思いきや、飼い主の労力を一瞬で台無しにしてしまう。
長時間かけて作り上げた猫用ゲートの運命は?
何時間もかけて飼い主が作ったのは、愛猫の為のゲートである。
幾何学模様のように木材を斜めや縦に配置したデザインが特徴で、板の間に隙間を設けた格子状の構造になっている。
とてもおしゃれで、インテリアとしても映える作りだ。人間は横についているゲート全体のフックを外すことで出入りできる。
ロックのついた猫用ドアが下部にあり、猫はそこが空いていれば出入りすることが可能なつくりだ。
猫だもの。一瞬にして努力が無駄になる
さあ猫がやってきた。猫用ドアからうまく向こう側に行けるか?などと考える必要はまったくなかったようだ。
一瞬にして猫用ドアではなく,その横の別の隙間からスルリと通り抜けてしまったのだ。これが猫という生き物だ。
猫用ドア、いらなかったね。というかゲート、必要なかったね。
猫は頭が入る隙間なら基本的に潜り抜けることが可能なのだ。
ゲートはただの飾りを化してしまったようだが、おしゃれだし、狭い隙間を潜り抜けるのも結構楽しいので、猫の遊び道具としてはありなのかも?
さてこの飼い主がゲートを改良したかどうかは今のところ不明である。
液体でもあり個体でもある猫は、狭い隙間でもスルリと潜り抜けることができることで知られている。
だが、2024年のハンガリーの研究によると、猫は意外にも高さの感覚はわかっていても、幅の感覚はいまいちつかめてないようなのだ。
なので幅が狭い隙間を通り抜けようと試みて、失敗してしまうこともあるという。
だけどこの木製ゲートの木枠の幅なら、他の場所からでも通れそうな感じではある。