
雷や花火など、大きな音を怖がる犬は少なくない。この家で暮らす老犬も、雷が鳴るたびに不安そうに震えてしまう。
ある日、雷の音が響く中、犬は階段の下で立ちすくんでいた。2階へあがろうとしていたのだが、怖くて一歩が踏み出せない。
その様子をずっと見ていた黒猫は、犬のそばに駆け寄った。自分の鼻先で犬をタッチすると、「大丈夫だよ、一緒に行こう」と言うかのように、階段の上へと犬を導いていく。
犬と猫の間に築かれた深い絆とやさしさに満ちた心温まるひと幕だ。
雷の鳴る日の心温まる出来事
2025年6月、雷雨のあった日の出来事。外で轟く雷を恐れ、怯えていたのはゴールデンドゥードルという犬種のメス、ミニーだ。
ミニーは高齢になってからは特に、雷に対して強い恐怖を示すようになったという。
2階に上がろうとしていたのだが、怖くて動けなくなってしまったようで、階段の下で不安げな様子を見せている。
その様子に真っ先に気が付いたのが、一緒に飼われている黒猫だ。
犬を安心させようと行動を起こす黒猫
黒猫はソファーをつたい、ミニーの近くに近づいていくと、安心させようと鼻先で軽くタッチする。
そして「大丈夫、一緒について行ってあげるから心配にゃいよ」と言わんばかりに、犬の前を歩いて階段の上へと導こうとした。
投稿された動画には「雷が怖い老犬のミニー。
まるで黒猫が「大丈夫、ついておいで」と言っているようなその行動に、視聴者たちは心を打たれた。
コメント欄には、同じような経験を持つペットの飼い主から数多くの声が寄せられている。
「うちの黒猫も、老犬が不安になるとすぐそばに寄り添って頭をこすり合わせている」「普段はやんちゃなのに、こういうときだけは本当に優しくなる」といったエピソードが続々と届いている。
ある視聴者は、「犬がただ見つめているだけなのに、猫は何をするべきかをちゃんと分かっている。意思の疎通ができててすごい!」とコメントした。
また別のユーザーは「黒猫は最高だ」「猫って、空気を察することができる生き物だよね」といった共感の声を残している。
2匹の尊い動画は大反響となり、すでに再生回数27万回超え、「いいね」4万件を超える勢いで現在も拡散中だ。