
NNN(ねこねこネットワーク)の世界組織、CDS(猫流通システム)の指令を受けてやってきたのだろうか?
アメリカ、ニューヨークの地下鉄に乗り込んできたのはまだ小さな1匹の子猫だ。
誰かの子猫かと乗客の1人がつかまえて、車内の乗客に確認するも飼い主はいなかった。
すると1人の女性が自分が連れて帰ると、猫を抱いて一緒に降りた。もちろんこの子猫はその女性の家族の一員となり、幸せに暮らしている。
ニューヨークの地下鉄に子猫が乗車
ニューヨーク市のハーレム地区を走る地下鉄に突如乗り込んできたのは、後に生後5週間ほどとわかった小さな子猫だ。
この時、通勤のために地下鉄に乗ろうとしていたポカホンテ・ネヘミアさんは、突然目の前に小さな子猫が現れびっくりしたという。
乗客たちは一斉に動揺し、ざわめき始めた。
1人の女性が子猫をつかむと、「飼い主はいませんか?」と乗客に声をかけるも誰も名乗り出る者はいなかった。
「いったいどこから来たんだろうね?」、「捨てられちゃったのかしら?」、「なんだってこんな場所に」、「どうしたらいいんだろう?」と、見知らぬ乗客たちはこの子猫を巡ってお互いに話し合いを始めた。
か弱くて小さな困っている存在が現れると、不思議と人々の心がひとつになるものだ。
結局その車両の中でにいた1人の女性が、連れて帰ると名乗り出て、他の乗客は皆彼女に感謝の言葉を送った。
連れ帰った女性が子猫の飼い主に
この心優しき女性の名はベッサイダ・メルカドさん。だがこの偶然の出会いにより、自分が猫を飼うことになるとは思ってもいなかったという。
家に連れ帰り面倒を見ると、そのかわいらしさに心を奪われた。彼女はメスの子猫に「エミー(Emmie)」と名付け、すぐに必要な道具や食料をそろえた。
動物病院に連れていき、エミーを家族に迎え入れる
メルカドさんは犬を飼っていたのだが、幸い犬とも相性が良かったようだ。
エミーはすぐに動物病院に連れていかれ、健康チェックを済ませた。
CDSの働きがあったのか?
たまたま乗った電車にいた小さな子猫が、あれよあれよと家族の一員に。
これって、その猫にとって最適な人間の元に、最高のタイミングで猫を派遣してくるCDS(猫流通システム)の差し金では?と思ってしまいたくなる。
日本にもその支部ともいえるNNN(ねこねこネットワーク)と呼ばれる暗躍組織がある。
いずれにせよ、これらの組織の仕事は的確で迅速だ。
エミーももしかしたら、この地下鉄に乗るよう指示された可能性がなきにしもあらずだが、幸せな家族が見つかって本当によかった。
こんな小さな子が地下鉄に乗ること自体危険を伴うことだからね。エミーと飼い主家族に幸あれ!