怪我した犬を元気づけるため3つのぬいぐるみを用意したおばあさん。選ぶ姿がかわいすぎる
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 ゴールデンレトリバーのバズは、遊んでいる最中につま先をケガしてしまった。元気をなくしたバズを少しでも励まそうと、おばあさんはある作戦を立てた。

 それはバズにぬいぐるみをプレゼントすることだ。バズはとにかくぬいぐるみが大好きで、乱暴に扱ったりせず、やさしく口にくわえてどこへでも持ち歩くほどだ。

 バズが到着するとおばあさんは3体のぬいぐるみを並べ、「好きなものを1つプレゼントするから選んでごらん」と声をかける。

 バズはワクワクしながら1つずつ確かめ、迷いながらも一番のお気に入りを選んで口にくわえた。その瞬間、痛みを忘れたかのように表情は穏やかになり、見守る人々の心も温められた。

怪我をした犬を慰めたかったおばあさん

 2025年7月上旬、アメリカに住むゴールデンレトリバーのオス、バズは、裏庭で親戚の犬たちとじゃれ合っていたところ、怪我をしてしまった。

 飼い主のグレース・ダウアーさんが動物病院に連れて行ったところ、足の指を骨折していたことがわかった。

 幸いにもギプスは不要で、痛み止めと腫れを抑える薬が処方された。

 グレースさんは元気のないバズを母親の家に連れて行った。飼い主がママなので、バズにとってはおばあさんである。

 おばあさんもバズのことが大好きだ。彼女はバズを元気づけようと3つのぬいぐるみを用意した。

 左から、グレーのクマ、ベージュのクマ、そして白いウサギだ。

ぬいぐるみが大好きなバズ、丁寧に選び始める

 「好きなものを1つあげるから選んで」とおばあさんに声をかけられたバズは、丁寧に、ゆっくりとぬいぐるみを1つずつニオイを嗅ぎながら選び始めた。

 まずは左側の灰色のクマ

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そして真ん中のベージュのクマ

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そして白いウサギ

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バズが選んだのは?

バズはぬいぐるみが大好きだ。バズはぬいぐるみをとてもやさしく扱い、壊したり引き裂いたりすることは決してしない。

 その代わりに、いつも口の中にくわえて持ち歩くので、柔らかいおもちゃほど愛着が湧くのだ。

 結局バズはウサギを選んだ。ぬいぐるみが欲しいなら全部欲しいだろうに、おばあさんの言いつけを守って1つだけ選ぶところもかわいい。

 バズはウサギをやさしく口にくわえてとても幸せそう。

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おばあさんと犬のやさしいやり取りが話題に

 このやり取りをグレースさんが撮影し、SNSに投稿すると、動画は300万回近く再生された。

 「最初からウサギと決めていたけど、他のぬいぐるみにもちゃんと挨拶していたんだね」といったコメントや、「この出来事を覚えていて、おばあさんが来るたびに足を引きずるふりをするかもしれない」といった冗談交じりの声も寄せられた。

 中には「うちの犬も足をケガしたとき、たくさん愛情をもらえることを覚えていて、毎日その足を上げて見せていた」という共感のエピソードもあった。バズの飼い主も「きっと毎回成功していたんでしょうね」と返信している。

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 バズは2022年にグレースさんの家族の一員となった。穏やかで礼儀正しい性格で、来客があると必ずお気に入りのぬいぐるみをくわえて出迎えてくれるという。

 今回選んだ新しいウサギのぬいぐるみも、その“お出迎え”コレクションの仲間入りを果たしている。

 おばあさんが考えた「好きなぬいぐるみを選ばせる」という時間は、バズにとって痛みを忘れさせる癒しであり、見守る人々の心まで温める出来事となった。

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