2025年8月9日は満月!ペルセウス座流星群も最大のピークを迎える

2025年8月9日は満月!ペルセウス座流星群も最大のピークを...の画像はこちら >>

 地球上では、日々激変が続いているが、変わることのない月の満ち欠けはまさに安定の象徴だ。そして今月も満月の時がやってきた。

 地球の観察者として、変わらない姿で常に見守ってくれている月の存在は地球に生きる者にとって大きな支えとなる。

 特に満月の時は月のエネルギーが最大限となるため、その力を我々に分け与えてくれる。

 さらにこの時期、ペルセウス座流星群も極大に入り、夏の夜をドラマチックに彩る。

 星が流れるたびに尾を引くように光がスーッと伸びる姿は、一度見たら忘れられない迫力がある。

8月の満月は「スタージョンムーン」:豊穣と恵みの象徴

 アメリカ先住民は、毎月の満月に特別な名前を付け、自然と暮らしを結びつけてきた。8月の満月は「スタージョンムーン」と呼ばれている。スタージョンとはチョウザメのことだ。

 この名前の由来は、北米の五大湖やシャンプレーン湖で、8月がチョウザメ漁の最盛期にあたることからきている。

 チョウザメは恐竜時代から姿をほとんど変えない“生きた化石”で、全長3mを超える大型魚も存在する。古くからその肉やキャビアは貴重な食料となり、人々の生活を支えてきた。

 豊かな湖がもたらす恵みを象徴するチョウザメは、自然界の豊穣と、それを享受できる喜びのシンボルでもある。

 まさに8月の満月は、自然の恵みや実り対する感謝の象徴なのだ。

[画像を見る]

8月の満月の見方、楽しみ方

満月の最大時刻:8月9日(土)16時55分頃
観測に適した時間:8月9日(土)の日没後から8月10日(日)未明まで

 満月のピークは、まだ太陽が沈む前で空が明るい、日の入りとなる19時ごろから東から南の空を見上げてみよう。

 東の空から昇る月は、大気の影響でオレンジや赤みを帯び、幻想的な姿を見せる。

時間が経つにつれ白く輝き、夜空を明るく照らしていく。

 観測は、海辺や河川敷、高台、公園など、視界の開けた場所がおすすめだ。周囲が暗ければ、月明かりに照らされた夏の風景も堪能できる。虫の声や夜風とともに眺めれば、五感に残るひとときとなるだろう。

[画像を見る]

ペルセウス座流星群も!8月の天体イベント

 三大流星群のひとつ「ペルセウス座流星群」が最大の見どころを迎える。8月12日~13日にかけて極大(ピーク)を迎える。

 ペルセウス座流星群は特に明るい流星が多く、長い尾を引くことも多いので、まるで空のキャンバスに光の線を描いたように見える。

 夜空のあちこちに流れ星が次々と走り、夏の夜をドラマチックに彩る。月明かりがあっても、それに負けない明るい流星も流れてくるはずだ。

 街明かりの少ない場所で、寝転がるように空全体を眺めてみよう。運が良ければ1時間に30個以上の流れ星と出会えるかもしれない。

 さらに、8月12日夜には月と土星が接近。土星は黄色みを帯びた光で輝き、望遠鏡があればリングも観察できる。

満月と惑星、流星群が同じ週に重なるのは贅沢なタイミングだ。

 詳しくは、国立天文台のYoutubeで確認しよう。

[動画を見る]

8月の満月、開運ポイント

 8月の満月はみずがめ座で起こる。振り返りと調整を行うタイミングだ。この時期は、過去を振り返ることで得られるヒントが多く隠れている。

 これまで積み重ねてきたことが形となって現れたり、これまで取り組んできたことが結果となって現れることもある。

 感情の高ぶりや内なる欲求が表面化することもあるが、無駄なこだわりや執着は手放し、まずは平常心を保ちつつ、自分を労う時間を持とう。

 みずがめ座は自由な発想と未来志向、そしてフラットな人間関係を象徴する。

 この満月の光は、自分らしい生き方やこれから築く人間関係を見つめ直すきっかけを与えてくれるはずだ。これまであまりかかわったことのない人とのつながりを育むことで、次の展開が大きく開けていくかもしれない。

編集部おすすめ