雷が電柱を直撃、火の玉が空を裂く瞬間を、パトカーの車載カメラが激写
Mount Pleasant Police Department

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 アメリカ南部の道路で、雷が電柱に直撃し、変圧器が爆発するという事故が発生した。

 巨大な火の玉が空中に現れた衝撃的な瞬間を、警察車両のドライブレコーダーがとらえ、SNSで公開した。

 幸いにも負傷者は出なかったが、現場は一時停電と交通混乱に見舞われた。まるでパニック映画のワンシーンのような映像は、自然の力の恐ろしさを改めて人々に印象づけた。

突然の雷撃、変圧器が爆発して空に火の玉

 事件が起きたのは、2025年8月11日午前11時ごろ、アメリカ・サウスカロライナ州のマウント・プレザント市のハイウェイ17号線とシェルモア大通りの交差点付近だ。

 雷が電柱に直撃した瞬間、現場を通過していたマウント・プレザント警察署のパトカーだ。

 車両に設置されているドライブレコーダー(車載カメラ)は、雷の閃光が電柱を直撃し、直後に変圧器が爆発して巨大な火の玉が発生する瞬間を記録していた。

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  爆発の衝撃で近くの街灯もショートし、あたりは一時騒然となった。

 この雷撃によって、電線が道路上に垂れ下がり、周囲一帯は停電。交通信号も機能しなくなったことで、大規模な交通混乱が発生した。

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負傷者ゼロ、迅速な復旧により事態は収束

 幸いなことに、怪我人は1人も出なかった。

 マウント・プレザント警察署はその映像をSNS「X(旧Twitter)」に公開し、状況を報告した。

 「月曜から刺激が強すぎた!雷によって停電と交通遅延が発生したが、全員無事だ。電力会社のドミニオン・エナジーがすぐに対応してくれた」とコメントした。

 現場では、十数名の警察官や地域安全担当官が約3時間にわたり、7か所の交差点で交通整理を実施した。

 混乱の中でも、住民やドライバーの安全を守るための対応が迅速に行われた。

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 また、ネット上には当時の映像を目撃した市民からのコメントも投稿された。

 「あのパトカーのすぐ前を自分が走っていた。車のフロントガラスが割れたけれど、怪我はなかった」など、現場の緊迫感を物語るコメントが並んだ。

 この映像がSNSに投稿されると、瞬く間に拡散された。多くのユーザーがその衝撃の瞬間に驚き、自然の驚異を改めて実感したようだ。

 世界中から「まるでパニック映画みたい」「信じられない光景だ」「誰も怪我をしなかったのは奇跡」などの意見が寄せられた。

 本当にいつどこで何がおきるかわからない。そして自然はいつどこに、そのこぶしを振り下ろすかわからない。

 我々にできることは、もしもの時に備えた対策を常に考えておくこと。そして今を精一杯生きることだ。

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