亡き親友の犬の写真を見つめ続ける猫の姿にぐっとくる
@jo.pro442

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 ある日のこと、ルイという名の猫が壁に飾られたペットたちの写真を見ているのに気づいた飼い主は、猫がどの写真を見入っているのかを知り、胸が締めつけられる思いだったという。

 ルイが視線を逸らすことなく見つめていたのは、最近亡くなった13歳のジャーマン・シェパード、ロッコの写真だった。

ルイにとってロッコは、長年ともに暮らしてきたかけがえのない親友だったのだ。

 少しでも近づこうと、ルイはソファの背もたれに飛び乗り、しばらくのあいだロッコの写真を見つめ続けていた。その仕草に、多くの人が心を打たれた。

親友はもういない。写真に残された犬を見つめ続ける猫

 TikTokユーザーの@jo.pro442さんは、猫のルイが壁に飾られた写真を見つ目続ける様子に気が付き、映像に収めた。

 ルイが見つめていたのは、2025年7月に、13歳で虹のたもとに向かったオスのジャーマン・シェパード、ロッコの写真だ。

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 ルイとロッコは長い年月を共に過ごしてきた。食事も、昼寝も、遊ぶ時もいつも一緒で、とても仲が良かった。

 ルイは明らかにロッコの写真のみを見ている。その写真に触れようと手を伸ばすような仕草も見せた。

 そこに大好きなロッコの姿はあるのに実体はない。

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 飼い主によると、ロッコが亡くなった後も、ルイはロッコがまだどこかにいると思い、家の中を探し回ることもあるという。

 今回のようにロッコの写真をじっと見つめたり、鳴き声の調子が変わったりすることもあるそうで、ルイは明らかに悲しんでいるように見えると飼い主は語る。

 飼い主はTikTokの投稿で次のようにコメントしている。

私たちの愛しい家族、ジャーマン・シェパード、ロッコが2025年7月11日に13歳で天国へ旅立ちました。

ある日、猫のルイがソファの端に座って、ロッコの写真をじっと見ている姿を見て、涙が止まりませんでした。

私たち家族は皆、大切な家族を失った悲しみに包まれています。動物たちも私たち同様、同じように悲しむんです。だからこそ、一緒にいられる時間を大切にしてほしい。ロッコのことが、恋しくてたまりません

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猫も大好きな仲間の死に悲しみの行動を見せる

 共に暮らしていた家族やペットが亡くなることは悲しいことだがそれは人間だけではない。動物たちも仲間の死に悲しみを表現する。

 2022年、イタリア・ミラノ大学の研究によると。犬は同居していた仲間の死により、食欲が減退したり、元気がなくなったりするという。

 2024年、アメリカ、オークランド大学の研究によるとそれは猫も同様だという。

 同居するペット仲間(犬も含む)に先立たれた猫は、落ち込んだり、食欲が低下するなど、顕著な行動の変化が見られるという。

 さらに猫は、仲間の死により、不眠や鳴き声の増加、隠れたり、死んだ仲間を探しているかのような行動をとることがあるという。

 ロッコのいない日々は、ルイにとって、まだ受け入れがたい現実かもしれない。

 ルイが、いとおしそうにロッコの写真を見入る姿は多くのネットユーザーの涙を誘った。

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