
ハスキー犬は自分の意思をしっかり持つがゆえ、その頑固さで飼い主を手こずらせることがある。
アメリカ・カリフォルニア州で暮らす9歳のハスキー「エヴァ」もその典型だ。
近所のペットショップが大好きで、連れて行ってもらうと大喜びする。しかし帰る時間になると「まだ帰らない!」と駄々をこね、地面に寝そべって動かなくなるのだ。
だがそれだけではない。なんとか車に引き入れると、こんどは顔をシートの座面に向け、飼い主が何を言っても完全に無視するのだ。
ペットショップから帰りたくないハスキーの頑固モード
カリフォルニア州南部、リバーサイド郡テメキュラで暮らすミシェルさん家族は、エヴァ、レンジャー、ゴーストという名の3匹のハスキーを飼っている。
ハスキーたちの愉快な日常はInstagramのアカウント@sassyhuskies[https://www.instagram.com/sassyhuskies/#]に公開されており、人気となっている。
最近話題となっていたのはその中の9歳のハスキー、エヴァ(メス)だ。
エヴァは近所にあるペットショップ「Puptqe(パプトキュ)」が大好きで、連れて行くと帰ろうとせず、毎回ミシェルさんをてこずらせているという。
無理やり車に乗せたところ、飼い主を完全に無視
ある日のこと、いつものように駄々をこねるエヴァをなんとか車に乗せたところ、そのことに納得がいかなかったようだ。
エヴァは座席のシートに顔を押し付け、ミシェルさんを完全に無視しはじめた。
「ペットショップから出したからって無視するの?一日中お店にいるわけにはいかないのよ」とミシェルさんはエヴァに話しかけ、頭をなでるも、全く動かない。
振り向かないし、目を合わせようともしないのだ
実際車に乗せるだけでも大変だったそうで、この日もスタッフがおやつを渡してくれたため、それを使ってなんとか車まで誘導したという。
ところが車に乗った後に「騙された!」と悟った瞬間、顔を背けて微動だにしなくなったという。
結局、この後、アイスクリーム店へ立ち寄り、犬用アイスをあたえたことで、ようやく機嫌を直してくれたという。
ミシェルさんは「エヴァはとても繊細で感情豊か。思い通りにならないと完全に無視してくるんです」と笑う。
投稿された動画には「エヴァが大好きなお店を出たとき、彼女は本当に怒ってました」とキャプションが添えられていた。
ペットショップからの帰りは毎回大混乱
ミシェルさんによると、エヴァは店から帰ろうとすると地面に寝そべって動かない“抵抗”をよく見せるという。
なんと2時間も粘ったこともあるそうだ。
シベリアンハスキーは、賢くで活発でおしゃべり好きな犬種として知られる一方、アメリカでは、初心者には扱いが難しい犬種ランキングで第3位に挙げられている。
ある意味、頼もしい相棒だが、ある意味頑固なところもある。感情表現が豊かで、時には全力ですねる、それがハスキー好きにはたまらない魅力となっているようだ。
この動画はSNSで拡散され、再生回数は1360万回を突破。「いいね」は73万件以上ついた。
コメント欄には、「しばらく考える時間が必要らしい」「毛皮を着た幼児」「こんな人間の子供みたことある」と、笑いと共感の声が相次いだ。