
ポーランド南部リブニクのバス停のベンチに座っていた女性が、見知らぬ男に突然襲われるという事件が発生した。
その場に居合わせた人々が見て見ぬふりをする中、ハローキティのTシャツを着た十代の少年は立ち上がった。
少年は暴行を加えていた男を力づくで女性から引き離し、逃げる時間を稼いだ。その間、少年自身も加害者から攻撃を受けた。
その後、少年は現場を立ち去ったが、警察は安否を心配し、防犯カメラに映った少年の画像を公開して情報提供を呼びかけた。
すると家族が名乗り出て、少年の身元が判明。幸いにも無事であったことが確認されたという。
キティちゃんが彼を守ってくれたのかもしれないし、彼に勇気を与えてくれたのかもしれない。
バス停のベンチに座る女性が見知らぬ男から突然の暴行
2025年7月、リブニク市街地のバス停のベンチに座っていた女性に対し、36歳の男が突如襲いかかるという事件が発生。
警察によれば、男は女性の頭部付近を蹴り、その後も繰り返し殴りつけるなど、激しい暴行を加えたという。
その場には何人もの人がいたが、誰も助けに入ることはなかった。たった1人を除いては….
女性と同じバス停に居合わせていた、ハローキティーのTシャツを着た十代男性は、暴行が始まるとすぐに男に駆け寄り、力づくで女性を助けたのだ。
女性はその隙に逃げることができたが、その際少年も男に殴られていたことが監視カメラの映像で確認された。
警察が少年の画像を公開 家族が連絡し身元が判明
少年は事件のあと、現場から立ち去っており、警察官が到着したときには、すでに姿はなかったという。
警察は少年が無事かどうかを確認するため、防犯カメラに映った画像を顔をぼかした状態で公開。SNSなどを通じて情報提供を呼びかけた。
手がかりはキティちゃんのTシャツのみだ。
この画像を見た家族の一人が名乗り出たことで、少年の身元が特定され、無事であることが確認された。警察は家族の協力に感謝を述べている。
加害者の男は拘束済み 暴行容疑で捜査中
女性を襲った36歳の男は、事件後、警察によってその場で拘束された。すでに身元も判明しており、事件は暴行容疑として正式に捜査が進められている。
加害者の動機や精神状態などの詳細については、現時点では公表されていない。
また、この勇気ある少年の具体的なけがの程度や、現場でのやり取りの詳細については明らかにされていない。
だが彼により1人の女性が救われたことは事実だ。
こういったシチュエーションは世界各地で発生している。この少年は幸いにも無事で済んだが、相手の状況によっては命に関わる危険もあるので、他の人たちが助けなかったことを責めることはできない。
警察が来たことから誰かが通報したと予測できるが、まわりにいる人たちは、少年と女性を守るため、他に無理のない範囲で何かできることはなかったのか?
いろいろ考えさせられる事件である。ともあれ、キティちゃんのご加護が効いていたようで女性と少年が無事で本当によかった。
References: Polish police trace teenage hero who saved woman from bus stop attacker[https://tvpworld.com/88445812/polish-police-trace-teenage-hero-who-saved-woman-from-bus-stop-attacker] / Polish Officers Looking for Teen Hero Who Saved Woman from Bus Stop Attacker[https://www.goodnewsnetwork.org/polish-officers-looking-for-teen-hero-who-saved-woman-from-bus-stop-attacker/]
本記事は、海外の情報をもとに、日本の読者がより理解しやすいように情報を整理し、再構成しています。