2025年8月29日の朝、アメリカのテキサス州にある動物管理局の職員たちは、動物保護施設の裏庭で動けなくなっているヒキガエルの救出作戦に駆り出された。
現場ではスプリンクラーのバルブカバーに開いた穴から侵入を図ったらしいヒキガエルが、逃走の際、身動きが取れなくなってしまったようだ。
職員らが救出を試みたものの、ヒキガエルは抵抗を重ねたため、最終的には医療スタッフの手を借りて、無事に穴から出すことに成功したそうだ。
スプリンクラーの蓋の穴に挟まって動けなくなったヒキガエル
2025年8月下旬、アメリカのテキサス州コロニー市で、1匹のヒキガエルが思わぬトラブルに巻き込まれた。
スプリンクラーのバルブカバーの穴を通り抜けようともがいていたところ、途中で引っかかって動けなくなってしまったのだ。
うん。なぜこれで通り抜けられると思ったのかな!
カエルにとってラッキーなことに、そのスプリンクラーのカバーは同州コロニー市の動物保護局設に設置されていたものだった。
コロニー動物保護局の局長マーク・クーパー氏によると、その日の朝、犬をトイレのため外に連れ出した職員が、裏門を開けた途端にカエルを見つけのだという。
カエルはゆっくりと瞬きをし、手を振るような仕草をしていて、まるで職員に助けを求めているように見えた。
職員たちはすぐに救出作戦を開始し、このカエル(おそらくテキサスヒキガエル)を困難な状況から助け出そうとした。
しかしカエルの身体はピッタリとはまり込んでいて、前にも後ろにも動かなかった。そこで職員たちは近くの動物病院にカバーごと運ぶことにした。
動物病院では、スタッフが医療用の潤滑剤を使いながら慎重にカバーから引き抜こうとしたが、カエルは身をよじり、じたばたともがき続けた。
助けようと試みるスタッフに排泄物を浴びせるなどして抵抗を続けた結果、カエルの後ろ足を最終的に穴から押し出すのに、約15分もかかったという。
本当に「スピットファイア」(短気なヤツ)という表現がぴったりでした。
延々と抵抗していたんですよ
クーパー氏は救出時の様子をこのように振り返る。幸い、暴れまくったにもかかわらずカエルにケガはなく、その日のうちに開放することができたそうだ。
実はよくある?「スプリンクラーのフタにハマる生き物」たち
コロニーの動物保護局にとっては初めてのケースだったというが、スプリンクラーのカバーに動物が挟まること自体はよくあるそうだ。
カエルはもちろん、蛇やトカゲ、ヤモリなどの小さな爬虫類・両生類が、この穴にハマる例が多いらしい。
同局がFacebook[https://www.facebook.com/thecolonyanimalservices/posts/pfbid02qdS1iAyGFWBV8imRVYQoSTMtJmnrDZqF8VzpqaSdtCAM6EentzYn61QVSNqvdRztl]でこの救出劇を紹介すると、「うちでも同じことがあった!」という経験を語る人が続出した。
- 同じことがうちでも起きたよ! 穴にワインのコルクを詰めて、もう二度と起きないようにした。うちのは自力で抜け出してたけどね
- ワインを飲む口実にもなる救助だね! 最高!
- コルクのアイデアいいね!うちでも同じことがあったけど、見つけたときにはかわいそうにもう亡くなってた…。うちのもコルクで塞ごうと思う
- 塞ぐ前に必ずフタの中を確認してね。うちでは小さい子がさらに2匹も中に隠れてたから
- オーマイゴッド、昨日まさに同じことがあったよ。見た目までうちのカエルとそっくり! 助け出したんだけど、そのまま元気にしてるみたい
- 去年、同じ状況でカエルを救助したよ。後ろ脚の下に手を入れて踏ん張れるようにしたら、自分でうまくもぞもぞ抜け出したんだ
- 今朝、芝刈り機から小さなアマガエルを救出したところ
- 数週間前に同じことがあった。必死でもがいていて引っ張り出すのに大変だったけど、無事にケガなく助けられたよ。
他にも同じ体験してる人がいっぱいいて笑っちゃうわ- カエルの王子様ってのは、レディにキスしてもらうためにどんな苦労をしなきゃならないんだろうね?
- ちっちゃいくせにこんな大騒ぎを引き起こすなんて。助けてくれてありがとう!
- カエルの話で、思わず笑顔になったのは久しぶりだな
- 最初の写真、小さな顔と腕が穴から突き出てるのがツボすぎる。やばい。
- ほんと幸せそうな顔してるよね!
- 公然おしっこ&うんちの罪で起訴すべきだったんじゃ…
- うーん…罰金取ってもよかったんじゃない? なんか常習犯っぽい気がするし
- なんか穏やかににっこり微笑みながら、指を組んでデスク越しに「やあ、調子はどう?」って言ってるみたいなのが面白い
- これは税金の正しい使い道だよ。異論は認めない
- かわいそうに、人生で一番恥ずかしい写真をネットにばらまかれちゃって…
- ほんとに誇らしげな顔してるなあ。それに、おしっこやうんちで体を軽くしてたってことは、自分なりに職員さんに協力してたんじゃないかな
- この「荒くれ者」を救ってくれてありがとう
日本では個人宅ではあまり見ないかもしれないが、このカバーはスプリンクラーの散水栓を収納するバルブボックス、つまりマンホールのフタである。
穴は指をかけてこのフタを開けるためのもので、直径はさまざまだが、だいたい2cm前後ではないだろうか。
ここにハマってしまった場合、自力で抜け出せる場合もあれば、今回のカエルのように身動きが取れなくなってしまうケースもある。
また、コメントにもあるように、穴から入った生き物が外に出られなくなってしまうこともあるため、定期的にカバーを外して確認するのが望ましいそうだ。
テキサスヒキガエルは、全長5~9cmほどの丸っこいヒキガエルで、テキサス州やニューメキシコ州などからメキシコにかけて生息している、北米大陸南部では一般的に見られる種だ。
わりと飼いやすいヒキガエルなので、未判定外来生物に指定されるまでは、日本でもペットとして売られていたことがある。
クーパー氏は、このカエルが散々手こずらせたにもかかわらず、職員が迅速に行動して救出に成功したことを誇らしく思っているとのこと。
まあ、これがテキサスヒキガエルってこんなやつなんですよ。だから私たちも別に気にしてはいません











