こう暑くっちゃよぅ。換気口の上でグデるリス
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 年々夏の気温が上がり、世界中で、更なる猛暑に襲われている地域が多発している。日本も2025年は夏(6~8月)の平均気温は、統計開始(1898年)以来1位を記録、10月に入ったというのに昼間は半袖をまだ手放せないでいる。

 そんな暑さにやられているのは人間だけではない。アメリカにはどこにでもリスが存在することで知られているが、リスたちの猛暑対策が話題となっている。

 鉄製の換気口の上にお腹を押し付け、グデっとしているリスの姿が捉えられた。グデリスとかいうグッズがそろそろ誕生しそうじゃない?

鉄製の換気口の上で腹ばいになるグデリス

 ペンシルベニア州、フィラデルフィアの路上で目撃されたのは、鉄製の換気口にグデっと腹ばいで寝そべるリスの姿だ。

 買い物に出かける途中、この映像を撮影した近所に住むカイラ・パーネルさんは、この日はとにかく暑かったという。

 リスはここで、熱波から逃れるようにして涼をとっていたようだ。

 風が出ていたかどうかははっきりしないが、鉄製の換気口は日陰であれば比較的冷たいので、そこにお腹をくっつけることで熱を逃がしていた可能性がある。

 パーネルさんによると、リスはこの辺りにはどこにでもいるが、こんな姿のリスをみたのは初めてだったそうだ。

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リスはスプルーティングを行っていた

 このときリスは「スプルート(Sploot)」と呼ばれる行動を行っていた。

 スプルートは、暑い日に体をべたっと伸ばしてお腹を地面につけ、熱を逃がすというもので、犬や猫でよく見られるが、実はリスも行うという。

 毛に覆われ汗腺が少ない動物にとって、お腹を冷たい場所に密着させるのは体温を下げる効率的な方法なのだという。

 暑い日にスプルーティングをするリスは数多く観察されており、SNSの普及で、目撃例が報告されるケースが増えているという。

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 路上の鉄製換気口という“人工のクーラー”を利用する都会のリスの適応力はなかなかのものだ。

 アメリカのリスたちは生き延びるための知恵を着実に身に着けているようだ。

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