
体に炎をまとって1分足らずで108mも車をけん引。オーストリアでそんな無茶しやがって、な仰天記録を打ち立てた男性の動画が話題だ。
全身が燃えたまま車を引くとはどう考えても無謀だが、この命知らずのスタントマン、ヨーゼフ・トードリングさんは、全身炎上系のタイトルをいくつもキープしてるのだ。
万が一にそなえ、消火チームが待機する中はじまった、スリリングな世界記録樹立の様子をお伝えしよう。
炎に包まれながら108m車をけん引!世界記録を達成
無謀すぎてめまいがしそうなこの挑戦は、2025年6月24日オーストリア・ウィーンの路上で、消火チームが待機するなか行われた。
メラメラ燃える炎に包まれたまま前進する”命知らず”のヨーゼフ・トードリングさん。しかもよく見ると燃えたまま、ひも付きのハーネスで自動車まで引いている。
いやいやいや、いくらなんでもこの状況はヤバすぎる。すぐそばで消火器を持つ人に「眺めてないではよ消して!」って頼みたくなる。
一方、トードリングさんは落ち着いた様子で力強い歩行を続け、目標だった100mのゴールを突破!厳密には108mをわずか56.42秒で完歩したのち倒れ込んだ。
すぐに消火チームが一斉に消火剤を噴射。無事なのか?
その後、立ち上がったトードリングさんが満足げに勝利のポーズ。記録達成の歓声に包まれうれしそう。
ギネス世界記録公式はこの動画を2025年9月より公開中。
全身炎上系ギネス記録の常連スタントマン
トードリングさんは「バーニング・ジョー」の異名で知られる、経験豊富なスタントマン。
その名の通り、全身を燃やし続けたままでの記録を次々打ち立てており、その界隈ではかなりの実力者だ。
2013年に、「無酸素で全身を燃やし続ける最長時間記録:5分41秒」の驚異的な記録を達成。
2017年には「全身が燃えたまま馬に引かれ続けた距離の最長記録:500m」、さらに「全身が燃えたまま、車両による牽引の最長距離記録:合計約582m」、その後も自転車やジップワイヤーを使った”全身炎上”系ギネス記録を次々更新中だ。
ギネスの動画では、ここ笑うとこ?って部分もあったり。見るうちに毎度燃えてることにも慣れてゆくから不思議だ。
だが知っての通り、体に火をつける行為はとても危険だ。
そもそもトードリングさんのように好き好んでやる人自体まずいなそうだが、一応いっておこう。一般人は決してまねしないようにだよ。
References: Guinnessworldrecords[https://www.guinnessworldrecords.com/news/2025/9/daredevil-burning-joe-drags-a-car-100-m-while-on-fire-in-latest-full-body-burn-stunt]