
カナダで暮らす家族は5匹の真っ白な猫を飼っている。普段は自由気ままに過ごしているが、ひとたび、飼い主がバスルームに入ってドアを閉めると、全員集合!
鳴きながら中に入れてと訴えながら、ドアの前で待機するのだ。
猫を飼っている人なら、トイレやお風呂についてきて、中に入れろと催促されたことがある人もいるはずだ。
ドアの外で鳴かれたり、ガリガリと引っかかれたりして、プライバシーがない状態だが、それよりも猫たちが自分のそばにいたいと必死に訴えかける極上の幸せびを思えば、そんなことはどうでもよくなってくるよね。
ドアを開けた瞬間、猫に取り囲まれて「どこいってたのよ!」としがみつかれるなんて、これどんな天国への階段?
真っ白な5匹の猫がバスルームの前に全員集合
この家で暮らしているのは、真っ白な毛並みを持つ5匹の猫たち。長毛で気品のあるメスのヘラは母猫で、ペルシャ系の特徴を持ち、家の中でもっとも落ち着いた存在だ。
オスのロキは短毛のいたずら好き。飼い主の気を引くことが生きがいだ。
そしてこの2匹から生まれたのが、ヴィダル、オーディン、エオストレ。やんちゃ盛りの子猫たちだ。
オーディンとエオストレの2匹は、生まれつき聴覚に障がいがあるが、それを感じさせないほど元気に暮らしている。
この“白モフ軍団”は、常に飼い主の動向を確認し、監視を怠らない。
それはバスルームに入るとき、顕著に現れる。
海外の住宅では、トイレとお風呂が一体となった「バスルーム」が一般的だ。
飼い主がバスルームに入ってドアを閉めると、猫たちは一斉にドアの前に集まり、鳴きながら「開けてくれ」と訴える。
4匹しか見えない?5匹目は少し奥にいるよ。そんでもって鳴きながら激しく訴えてるよ。
飼い主がドアを開けると、5匹がいっせいに動き出し、「どうしたのよ?」「中で何してたんだ?」とばかりに鳴きながらすり寄ってくる。
これはもう一生お風呂もトイレも我慢した方がいいのかも、と考えてしまうかもしれない。もしくはドアをガラス製にして、丸見え状態にするとか?
飼い主が出てくるまで絶対にその場を離れない白モフ軍団。監視社会は嫌だけど、猫による監視体制はウェルカムだ。
1匹でもうれしいので5匹にそろって監視してくださるなんて、飼い主冥利につきるというものだろう。幸せのおすそ分けをありがとう!
猫が飼い主を監視する理由
猫はそっけない態度をとるかと思えば、甘えた態度を見せたりと、飼い主はその愛情を疑ってしまいがちになるが、安心して欲しい。
2020年に発表された、アメリカ、オレゴン大学の研究によると、猫は犬同等、それ以上に飼い主に対して強い愛着を持っているという研究結果がで明らかになっている。猫の愛情表現は直接的ではないし、わざと気にしていないふりをしたり、一定の距離間を保つこともあるので、わかりづらいのだ。
常に飼い主の行動を気にし、監視しているのも愛情の現れかもしれない。
専門家によると、猫は飼い主を信頼し、愛着を持つ存在と見なしている場合、“見守る”ような行動を取ることがある。
とくに閉じたドアの向こうで動きが止まると、「飼い主に異常事態が起きているのかも!」と感じることもあるらしい。
Hill’s Pet[https://www.hillspet.com/cat-care/behavior-appearance/are-cats-protective-of-humans?utm_source=chatgpt.com]によると、猫が人間を「守ろうとする」行動は観察されており、それがが今回の、バスルーム前の待ち伏せ行動に現れている可能性もある。
出てくるなりみんなザワザワしはじめたのは、「心配してたのになによ!」、「無事だったか!」みたいな感じなのかも。
1匹でも愛おしいのに5匹の白モフ集団に待ち伏せとか、うらやましすぎるにもほどがある。
その日常はYoutubeチャンネル「Dragons & Gods[https://www.youtube.com/@dragonsngods/featured]」で見ることができるよ。