残すところ2025年もあとわずか。今年見られる満月もあと2回となった。
2025年11月5日(水)は満月となる。しかも今回の満月は見逃せない。2025年で最も地球に近い位置で起こる「スーパームーン」、つまり今年いちばん大きく明るく見える満月なのだ。
秋冬は空気が乾いて澄みわたり、月がくっきり見える。しかも、ほんの少しではあるが、いつもより大きな満月を楽しめる。今日あたりから夜空を見上げて、月の動きをチェックしておこう。
11月の満月は「ビーバームーン」
北アメリカの先住民たちは、月を暮らしに役立てるため、季節の目印として満月に名前をつけて暮らしていた。
11月の満月は「ビーバームーン」と呼ばれている。由来には2つの説がある。ひとつは、ビーバーたちが巣を補修し、冬の寒さに備える時期であること。もうひとつは、かつて人々が防寒用の毛皮を得るためにビーバーを狩っていたことだ。
自然界では冬を越えるために「準備」と「蓄え」の時期となる。
2025年最大のスーパームーン
今回の満月は、天文学的にも特別だ。
国立天文台[https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2025/11-topics03.html]によると、11月5日22時19分に満月を迎え、翌6日7時27分には地球との距離が約35万7000kmまで縮まる。
これは2025年で最も近い位置にあたる。つまり、今年12回ある満月の中で最大かつ最も明るい満月というわけだ。
比較すると、2025年4月13日の最小の満月に比べて、視直径(見かけの大きさ)は約14%、明るさは約16%増している。
肉眼でその違いをはっきりと感じ取るのは難しいかもしれないが、月がぐっと地球に近づいているのは確かだ。
「スーパームーン」という言葉は天文学の正式名称ではないが、すでに世界中でこの言葉は浸透している。
ただでさえ満月は月のエネルギーがピークに達し、パワー全開のときだ。ぐぐーんと地球に接近したスーパームーンで、体内バッテリーをチャージしてもらおう。
11月の満月の見方・楽しみ方
今回の満月はラッキーなことに、観測しやすい時間帯にやってくる。
満月時刻:11月5日(水)22時19分頃
満月を見るのに適した時間:
11月5日(水)の月の出から、11月6日(木)の月の入りまで
満月の瞬間は22時19分、月は東の空から昇り、夜が更けるにつれて南の空を高く通り、明け方には西の地平線へ沈んでいく。
日の入り直後、地平線近くにある月は大きく見える「錯視効果」も楽しめる。東の空が開けた場所、河川敷や海辺、公園の広場などで眺めてみよう。
晴れていれば、秋の澄んだ空気の中、白銀の月が一層くっきりと映えるはずだ。
夜風は冷たくなっているので、上着を一枚多めに。
ゆっくり深呼吸しながら、月光を浴びる時間を取ってほしい。それだけで、心が整い、季節の切り替わりを実感できるだろう。
秋冬の月がきれいに見える理由
秋から冬にかけての夜空は澄んでいて、月や星がきれいに見えると言われているが、それには科学的な根拠がある。湿度と大気の安定だ。
夏は湿度が高く、水蒸気が空気中に多く含まれている。水蒸気は光を散乱させるため、星や月がぼやけて見えやすい。
しかし秋冬は一般的に乾燥していて、水蒸気が少ない。光がほとんど散乱しないため、空の透明度がぐっと上がるのだ。
さらに、秋冬は地面の温度差が小さくなり、上昇気流(暖かい空気が立ちのぼる流れ)が起きにくい。
空気が安定することで、大気の揺らぎが減り、星や月の輪郭がはっきりと見えるようになる。
加えて、日本の秋冬は高気圧に覆われる日が多く、雲が少ない。
そのため、秋冬の月が美しいのは、空気の乾燥と大気の安定がもたらす自然のレンズ効果なのだ。
大気汚染も関係するが、日本ではこの季節、北西の季節風が汚染物質を吹き流してくれるため、比較的クリアな夜空を保っている。
湿度が下がり、空が安定し、空気が澄む。これこそが秋冬の夜空が特別な理由である。
11月はおうし座満月。開運ポイント
今回の満月は「おうし座」で起こる。おうし座は、豊かさ・所有・五感・安定を司る星座だ。
まずはこの一年を振り返ってほしい。人知れずがんばってきたことも、誰かに気配りをしてきたことも、あなたを作り上げている尊さの一部だ。
満月は「収穫と調整のとき」。実りを受け取り、自信を取り戻し、自分の価値を素直に受け入れることで、次の成長の種が芽を出す。
また、金運やキャリア面でも動きが出やすい時期だ。努力が形になる人も多いだろう。
この満月は、あなたの中に眠る「本当の豊かさ」を静かに思い出させてくれるはずだ。
その他、2024年11月の天体情報は国立天文台のYoutubeで確認できる。











