「ある日猫が突然現れて、そのまま居座った」というエピソードはネット上に溢れている。犬を家族に迎えるとき、人は自ら探しに行くが、猫は違う。
海外ではこの活動を行っている秘密組織を「猫分配システム(Cat Distribution System: CDS)」と呼び、日本では「NNN(ねこねこネットワーク)」として知られている。
これまで謎のベールに包まれていたその実態だが、ついにその裏側を捉えた(とされる)衝撃的な調査報告が公開された。
どうやら我々の足元には、映画『メン・イン・ブラック』顔負けの猫の猫による猫のための巨大な地下ネットワークが広がっているようだ。
犬は「迎える」もの、猫は「派遣」されるもの
犬を飼うことと猫を飼うことには決定的な違いがある。犬は人間が能動的に選ぶが、猫は秘密組織によって各家庭に「派遣」される存在なのだ。
この「猫分配システム(CDS)」、日本でいうところの「NNN」の活動は、これまで闇に紛れて行われてきたため、その全貌を知る者は少なかった。
だが、今回公開されたYouTubeチャンネル『Cat Lovers Forum』による調査映像は、その高度な組織力をアニメーションでわかりやすく再現している。
これを見れば、なぜ世界中で猫が次々と人間に派遣されてくるのか、その理由がわかるはずだ。
そして、なぜ犬たちが庭で必死に穴を掘ろうとするのかも。
犬たちはきっと、地下に隠された猫たちの秘密基地を嗅ぎつけているに違いないという。
地下深くに広がる巨大な秘密基地
映像は、一匹の子猫が男性に駆け寄り、足によじ登るシーンから始まる。一見すると運命的な出会いに見えるが、これはCDSの組織による緻密な作戦の「最終段階」に過ぎない。
実は、人間の居住地域の地下深くには、無数の「地下基地」が隠されている。
地上からは一切感知できないよう偽装されており、許可された「猫エージェント」だけが、目の虹彩認証を使って出入りできる極秘施設だ。
基地の内部は驚くべきハイテク空間となっている。
最下層の「作戦指令室」では、百戦錬磨の将軍猫や特殊工作員たちが、地域の野良猫の個体管理と、ターゲットとなる人間のプロファイリングを行っているのだ。
厳格な適性検査と「もふもふテスト」
彼らの任務は、人間が「猫の下僕(パートナー)」としてふさわしいかを見極めることだ。指令が下ると、地上部隊のエージェントがただちに出動する。
エージェントたちはターゲットの人間に接近し、ボディランゲージや態度、食べ物を分け与える優しさがあるかを厳しくチェックする。
さらに、あえて人間の目の前で無防備に横たわる「もふもふテスト(接触テスト)」を敢行。無視するか、優しく撫でるか、その反応によって適性が試されるのだ。
収集されたデータは地下の分析部門へ送られ、高度なテクノロジーによって解析される。
ここで「不適格」とされればその人間はリストから除外され、「承認」された人間だけが、晴れて猫を受け取る資格を得る。
完璧なタイミングで実行される猫の派遣
人間への派遣が決定すると、分配スペシャリストと現場エージェントによる作戦会議が開かれる。
人間の生活リズムや移動ルートに基づき、最も自然で、かつ逃れられない「出会いの場所と時間」が計画される。
準備が整うと、エージェントたちは選ばれた猫を連れて現場へ急行。
こうして人間は「なんて可愛い猫なんだ、放っておけない!」と錯覚し、喜んで猫を連れ帰ることになる。
これこそがCDSの真骨頂だ。もちろんNNNも同様だ。
任務を遂行したエージェントは、証拠映像を残して静かに撤収し、次のミッションへと向かうのである。
謎に包まれた中央司令部
これほど大規模な組織であれば、全体を統括する「中央司令部」が存在するはずだ。調査班は、各基地に衛星通信機器が運び込まれていることを確認しているが、その本部の場所までは特定できていない。
一説には、世界で最も猫が愛されている街、トルコのイスタンブールのどこかにあるのではないかと囁かれているが、真相は依然として謎のままだ。
もしあなたの前に突然、運命を感じるような猫が現れたなら、思い出してほしい。それは決して偶然ではない。
優秀なエージェントたちが地下で汗水を流し、あなたを「適格者」として認定した証なのだ。さあ、観念してそのふわふわな物体を受け入れよう。
おおっと、最後に一つ言い忘れた。信じるか信じないかは、あなた次第だ。











