猫なりに感謝の気持ちを伝えている。獣医師が教える8つの「ありがとう」のサイン
パルモ家の猫たちは2025年に10歳となった

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 猫の数ほど個性がある。人間と同じで内気なタイプもいれば社交的な子もいる。

何年一緒に暮らしていても、急に素っ気ない態度をとることもあり、飼い主は少し寂しい思いをするかもしれない。

 だが安心してほしい。猫は猫なりに飼い主に深い愛着を示しており、「ありがとう」の気持ちを日常のさりげない仕草に混ぜ込んでいるのだ。。

 獣医師が解説する、猫的な「ありがとう」を示す8つの仕草を見ていこう。飼い主はきっと安心し、もっと猫を好きになるだろう。

猫が「ありがとう」を示している8つのサイン

 今回、猫の心理について解説してくれるのは、獣医学博士(DVM)のジュリー・ハント氏だ。

 ハント氏は、アメリカのペット保険会社「Embrace Pet Insurance[https://www.embracepetinsurance.com/]」の獣医学コントリビューターとして、ペットの健康と福祉に関する専門的な情報を発信している。飼い主がペットの行動や心理を正しく理解できるよう、科学的な知見に基づいたアドバイスを提供している人物だ。

 ハント氏の専門的な見解をもとに、猫なりの「ありがとう、大好きだよ」の8つのサインを見ていこう。

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1. 贈り物を持ってくる

 言葉を持たない猫が感謝を伝える手段のひとつとして、贈り物を届けるという行動がある。

 飼い主にとっては、愛猫が捕まえた獲物や使い古したおもちゃを枕元に置かれることは、必ずしもうれしいサプライズではないかもしれない。だがハント博士は、これを深い愛情の証だと説明している。

 一部の専門家は、母猫が子猫に狩りを教える行動の名残だと解釈しているが、いずれにせよ、そこには「あなたのために」という好意が含まれている。

 たとえそれが歓迎できない獲物であったとしても、その気持ちを受け止め、感謝してあげることが最善だと博士は助言している。

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2. ストーカーモードに突入

 猫が家の中で飼い主の後ろをついて回るのも、わかりやすい感謝のサインだ。トイレやお風呂にまでついてくるもふもふのストーカーに困惑することもあるだろうが、ハント博士によれば、これは「あなたと一緒に時間を過ごしたい」という強烈な意思表示なのだという。

 猫が足元にまとわりついてくる時は、その存在を認め、優しく頭を撫でて応えてあげると良いだろう。それは猫にとって最高の褒め言葉となる。

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3. 頭をこすりつける

 猫が頭を飼い主の手や足にこすりつける動作も、頻繁に見られる愛情表現だ。

 猫の顔の側面には臭腺(しゅうせん)があり、ここをこすりつけることで自分の匂いを相手に移している。

 ハント博士は、この行動がマーキングの一種であり、「あなたは私のもの」であり、安全で信頼できる存在だと宣言しているのだと解説する。

 手を差し出してこすりつけさせたり、動かずに受け入れてあげたりすることで、猫の愛に応えることができる。

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4. ゆっくりとまばたきをする

 視線を使った静かなコミュニケーションも見逃せない。猫がゆっくりとまばたきをする「スロー・ブリンク(Slow Blink)」は、猫の世界におけるハグやキスに相当する。

 これは敵意がないことを示し、相手への信頼と好意を伝えているのだ。

 もし愛猫がじっと見つめてゆっくりまばたきをしてきたら、飼い主も同じようにゆっくりとまばたきを返してみよう。言葉を超えた絆が深まるはずだ。

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5. そばで眠る

 猫が飼い主の上やそばで眠ることも、シンプルながら強力な感謝のメッセージだ。野生動物にとって睡眠中は最も無防備な状態である。

 ハント博士は、猫がわざわざ飼い主のそばを選んで眠るのは、その場所が安全であり、飼い主を心から信頼している証拠だと述べている。

 あなたがベッドに入ると、足元で眠ったり、あるいは顔の上で眠ったり、ちょっと寝るのがしんどくなることがあるがそれが愛の重さってやつだ。

 ただそこにいるだけで、その信頼に応えることができる。

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6. ふみふみする

 猫が前足を交互に動かして飼い主の膝などをマッサージする、いわゆる「ふみふみと呼ばれる行動も、深い愛情に基づいている。英語ではその手つきから、ビスケットをこねる(making biscuits)」という。

 これは子猫が母乳の出を良くするために母猫のお腹を押す動作に由来する。成猫になってもこの行動をするのは、飼い主に対して母親のような安心感と信頼を抱いているからだという。

 極上の満足感を感じている証拠なので、邪魔をせずそのまま続けさせてあげよう。

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7. 玄関で出迎えてくれる、おなかを見せる

 犬ほど情熱的ではないにせよ、猫もまた玄関で飼い主を出迎えることで喜びを表現する。

 ハント博士によると、帰宅時に駆け寄ってきたり、床に転がってお腹を見せたりするのは、再会の喜びと安心感を伝えているのだという。

 特にお腹を見せるポーズは急所をさらけ出す行為であり、飼い主を完全に信頼していなければできないことだ。

 おやつをあげるなどして、その歓迎に応えてあげると良いだろう。

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8. 舐めてくれる

 猫が飼い主の手や顔を舐める行動も忘れてはならない。これは母猫が子猫に行うグルーミングと同じ意味を持つ。

 ハント博士は、猫が飼い主を舐めるのは、家族としての絆を確認し、親愛の情を伝えているのだと説明している。

 猫の舌はザラザラしてちょっと痛いし、なんならキャットフードのニオイが漂うが、極上の愛情表現なので甘んじて受け入れよう。

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 どんなに警戒心が高く、気まぐれな猫でも、長年一緒に暮らしていれば、時に8つのサインのどれかをさりげなくやってくれているはずだ。

 猫が表現する「ありがとう」や「大好き」のサインを目にした時、これまで以上に幸せな気分になれるかもしれない。

References: 8 Touching Ways Cats Say ‘Thank You,’ According to a Vet[https://paradepets.com/cats/how-do-cats-say-thank-you]

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