密室の家の中で、同棲中の彼氏の現金が次々と消えていく。外部からの侵入形跡がない以上、真っ先に疑いの目が向けられるのは、悲しいかな一緒に住んでいる彼女だろう。
身の潔白を証明できなければ、愛の巣は一瞬にして修羅場と化す。そんな危機的状況に追い込まれていた女性だが、彼氏が執念の捜索の末、犯人が明らかとなる。
女性の飼っている猫が愛用しているトンネル状のアジトから、大量の紙幣が出てきたのだ。
捜査中、現場に居合わせた猫は気まずそうな態度を見せつつも、必死に言い訳を考えていたようだ。
同棲中の彼氏のお金が消失する事件が発生
彼氏と同棲生活を続けているケイトリンの家で、数週間にわたり、彼氏の現金が消失し続けるという不可解な事件が続いていた。
いつもの置き場所にはない。二人は家の中を徹底的に探すも見つからない。いったいどこに消えたのだろう?捜査はここで行き止まりかと思われたが、思わぬ展開が訪れる。
犯人は猫!自分のアジトに大量保管
彼氏が最後の砦である猫の王国へと足を踏み入れた。猫が愛用しているトンネル状のアジトだ。
黒白のハチワレ猫であるミスター・ハニーは、自分のアジトが強制捜査されるのを、固唾をのんで見守っていた。
彼氏がその中に手を突っ込んだところ、中から紙幣が出てくる出てくる!
飼い主が動画の説明欄で泥棒猫と名付けたミスター・ハニーは、動かぬ証拠が次々と明るみに出るにつれて、あからさまに気まずそうな態度を取り始めた。
視線をさまよわせ、動揺している様子は明らかに「私がやりました」と言っているようなものだ。
ミスター・ハニーは隠していたお宝がすべて没収されるその時まで、バツの悪そうな顔で立ち尽くすしかなかったのである。
ナイトスタンドから巧みにお金を落とす手口
犯人が特定されたことで、ケイトリンさんの容疑は無事に晴れた。
彼女のTikTokの投稿コメントによると、お金がどこへ消えていたのか気づくまでに数週間かかったと語っている。
犯行の手口は非常に猫らしいものだった。ケイトリンさんによると、ミスター・ハニーはベッド脇にある小さな台から物を落とすのが大好きなのだという。
彼氏はいつも台の上にお金を置いていたが、そのすぐ横に例のトンネルがあった。猫は台の上からお金を叩き落として、そのまま自分のアジトの中に運び込んでいたようだ。
ネット上では猫を擁護する声が殺到!令状がない捜査は違法?
この動画を見たユーザーたちは、即座に猫の弁護に回った。彼らはミスター・ハニーは無実であり、飼い主たちの捜査方法は不当だと主張し始めたのである。
あるユーザーは「捜索令状は持っていたのか?」と法的手続きの不備を指摘し、別のユーザーも「これは違法捜査に見える」とコメントした。
また、「お金を見つけてくれたのだから感謝すべきだ」と、むしろ猫の手柄だと主張する人もいた。
さらに別のユーザーは彼がお金を盗んだ理由について、「これまでの癒し行動に対する正当な報酬を受け取っただけだ」と主張し、「猫は老後に備えて貯金を手伝っているだけなんだよ」と擁護の声は止まらない。
猫が物を盗んで隠す心理とは?
家の中で大切な物が消えてしまった場合、特に同居人がいる場合は人間関係のトラブルにも発展しかねない。
しかし相手を疑う前に、愛猫の行動を確認してみる価値はあるだろう。猫の中には物に執着し、それを盗んで隠す習性を持つ子がいる。
獣医師が監修したペット情報サイトの記事によると、猫の盗み癖にはいくつかの理由があるという。まず考えられるのは狩猟本能だ。
猫は獲物を狩る本能から小さな物をあちこち動かすことがあり、これが結果として溜め込み行動につながることがある。
また単なる退屈しのぎや、飼い主の気を引くためのいたずらである場合もある。
物を盗んで遊ぶことは、彼らにとって精神的かつ肉体的な良い刺激になるのだ。さらに自分のテリトリー内に物を集めることで、環境をコントロールしているという安心感を得られ、ストレス解消になっている可能性もあるそうだ。
ミスター・ハニーは今回、たまたま目の前に現金があったから手を出しただけで、彼氏の保管方法に問題があったのかもしれない。
大切なものはきちんと管理しようという教訓が得られたかもしれないし、そうでもないのかもしれない。











