ブルガリアが生んだ伝説の予言者、ババ・ヴァンガ。12歳の時に激しい竜巻に飲み込まれて視力を失い、その代償として未来を見通す不思議な力を得たといわれている。
その予言的中率85%ともいわれており、バルカン半島で「バルカンのノストラダムス」と畏怖されてきた。
彼女は1996年に他界したが、死の直前まで5079年に世界が終わるまでに起こりうる出来事を予言し、口頭で語りのこした。
現在伝わっている予言の多くは、姪のクラシミラ・ストヤノワ氏や信奉者たちが記録したものだ。そのため、その解釈には常に議論がつきまとう。
それでも人々が彼女の言葉に耳を傾けるのは、そこに無視できないリアリティがあるからだろう。
来たる2026年、彼女の瞳には一体どのような光景が映っていたのか。ネット上で出回っている6つの主な予言についてみていこう。
ババ・ヴァンガとその生涯
1911年1月31日、東ヨーロッパのバルカン半島中央部に位置するマケドニア北部で生まれたババ・ヴァンガ(Baba Vanga)は、本名をヴァンゲリヤ・パンデヴァ・ディミトロヴァという。
彼女の人生を大きく変えたのは、12歳の時に遭遇した巨大な竜巻だった。
視力を失った一方で、彼女は目に見えない世界や未来を感じ取る能力に目覚めたとされる。
30歳を過ぎるとその力は広く知れ渡るようになり、国家の指導者から一般市民まで、多くの人々が彼女のもとを訪れて助言を求めた。
1996年8月11日に他界した彼女だが、ダイアナ妃の死や9.11テロ、さらにはイギリスのEU離脱などを予見したといわれている。
その的中率の高さから、彼女の予言は長らくブルガリア政府によって「国家機密」として封印されていた。
2014年の政権交代によってその一部がようやく解禁されたが、彼女自身は読み書きができず、具体的な国名を挙げた予言は外れているとの批判もある。
しかし、5079年に人類が別の宇宙へ移住して世界が終わると語る彼女の壮大なビジョンは、今もなお多くの人々を惹きつけてやまない。
本人は予言を一切文書として残していないため、口頭で伝えられたその言葉は、姪のクラシミラ・ストヤノワ氏や信奉者たちが書き起こし、今も世界中で語り継がれているのである。
それではババ・ヴァンガの2026年の予言を見ていこう。
1. 2026年11月に巨大な宇宙船が到来、異星人と接触か?
2026年の予言において、最も好奇心を刺激するのが異星文明との接触である。
ヴァンガ氏の言葉によれば、2026年11月に巨大な宇宙船が地球に到着し、それが人類にとって歴史的な転換点になるという。
この予言は、アメリカ政府がUFOや人類社会に潜む宇宙人の存在について極秘の報告を受けているという噂とも重なり、ついにその真実を世界に明かす鍵を握る人物が現れるのではないかと囁かれている。
さらに、一部の専門家は2025年に発見された恒星間天体の動きに注目しており、宇宙人来訪の説と結びつけて議論している。
とはいえ科学者の多くは近い将来の接触に懐疑的であり、政府も公式には証拠がないとしているが、もし実現すれば歴史を塗り替える一日になるだろう。
2.世界紛争の激化
宇宙からの未知なる影が迫る一方で、足元の地球でも深刻な事態が予言されている。
ヴァンガ氏は、中国、ロシア、アメリカといった世界の大国間で緊張が限界まで高まり、それが第三次世界大戦へとつながる可能性を警告していた。
これまでは特定の地域における限定的な衝突が続いてきたが、2026年はそれらが連鎖し、世界全体を巻き込むような大きな混乱へと広がる危険な年になると予見されている。
特にヨーロッパやアジアにおいてこれまでのパワーバランスが崩れ、新たな協力関係や対立が生まれるなどの激動が起きるという。
世界が激動する様を見てきたヴァンガ氏の言葉は、現在の不安定な情勢において重い警告として響いている。
ロシアから強力な指導者が現れて世界秩序を劇的に変えるという説もネット上で拡散されており、人類は平和を維持できるかどうかの重大な岐路に立たされることになる。
3.地球上の陸地の約8%を襲う壊滅的な自然災害
争いだけでなく、地球そのものも悲鳴を上げているのかもしれない。ヴァンガ氏は、大規模な地震や激しい火山噴火、あるいは記録的な熱波が地球上の全陸地の約8%という広範囲を襲うと予見した。
気候の変化によって自然災害が毎年のように激しさを増している現在、この予言は単なる作り話とは思えないリアリティを伴っている。
支持者たちは、現在の科学者が警告する環境危機の深刻さと、ヴァンガ氏が数十年も前から鳴らし続けてきた警鐘が一致していると考えている。
自然界のバランスが崩れ、私たちが当たり前だと思っていた平穏な日常が、巨大な災害によって一瞬で変貌してしまうリスクがすぐそこまで迫っているのかもしれないのだ。
4.AIによる産業支配と経済の不安定化
技術革新の分野では、人工知能が人間の制御を超え、主要産業を実質的に支配し始めるという予言がある。
AIは雇用のあり方を根本から変えるだけでなく、人間が機械に依存しすぎることで深刻な倫理的課題を突きつける存在になるという。
この技術的な転換点は、世界経済にも大きな影を落とす。
政治的紛争や自然災害、さらには予期せぬ混乱がサプライチェーンを断ち切り、市場を不安定にさせる。紛争や災害の余波が市場に波及し、世界中の人々の生活に長期的な影響を与える可能性が示唆されている。
5.金星からのエネルギー採掘に向けた宇宙探査の進展
一方で、未来を切り拓く壮大な予言も遺されている。それは、人類が金星からエネルギーを採掘し始めるというものだ。
ヴァンガ氏が公式に語ったスケジュールでは2028年とされているが、宇宙探査という極めて大規模なプロジェクトの性質上、その準備や基礎工事は早ければ2026年にも開始されると予見されている。
地球上の資源だけに頼る時代を終え、他の惑星を利用する新しい時代への橋渡しが、この時期に水面下で進められる可能性がある。
宇宙の深淵にエネルギーの源を求めるという彼女の言葉は、人類の飽くなき探求心を象徴しているかのようだ。
6.合成臓器と多種がん早期発見テストによる医療の革命
最後に、多くの命を救う可能性を秘めた希望の予言を紹介しよう。
ヴァンガ氏は、2046年までに合成臓器が大量生産されると語っており、2026年はその実現に向けた重要なステップとなる。
遺伝子編集されたブタの臓器移植や、3Dプリンターで作製された生体組織インプラントの実用化が期待されているのだ。
また、一度の採血で多くのがんを早期に見つけ出す「多種がん早期検出(MCED)血液検査」が、国家レベルのプログラムとして導入される可能性も浮上している。
こうした科学の進歩は、不治の病に苦しむ多くの人々を救う道を開く一方で、費用の問題や誰を優先して治療するかといった新たな議論を巻き起こすことになるだろう。
信じるか信じないかはあなた次第
ババ・ヴァンガ氏が遺したとされるこれらの予言は、ネット上で拡散されている主張や解釈、一般的な説に基づいている。
これらは科学的に実証されたものではないため、その正確性や信憑性は定かではない。
本記事の内容はあくまでエンターテインメントとして楽しむためのものであり、解釈によってさまざまな読み方ができる。
読者には情報をうのみにせず、批判的思考を持って接していただくよう願いたい。
不思議な力が描き出した2026年のシナリオ。そこにどのような真実が隠されているのか、答えが出る日は近い。
最終的な判断を下すのは、この記事を読んでいるあなた自身。
References: Baba Vanga's predictions for 2026 are shocking! Are you ready?[https://www.firstpost.com/lifestyle/baba-vanga-predictions-for-2026-and-baba-vanga-prophecies-will-shock-you-13960570.html] / What does Baba Vanga predict for 2026?[https://www.history.co.uk/articles/baba-vanga-predictions-2026]











