慌ただしい日常の中で、たまには立ち止まって深呼吸したくなることはないだろうか。そんなあなたに、今もっとも必要なニュースが届いた。
カリフォルニアの美しい海で、一頭のゼニガタアザラシがただ海の流れに身を任せ、ぷかぷかと漂う姿が目撃されたのだ。
特に何かをするわけではない。ただ脱力し、自然のリズムに身を委ね、直立しながら至福の表情を浮かべるその姿は、見る者の心のトゲを優しく抜いてくれる。
幸せなニュース速報。アザラシがプカプカ浮いています!
一頭のアザラシが、ただただ、海の流れに身を任せている姿がカメラに捉えられた。この愛くるしい海の生き物は、幸せそうな表情を浮かべながら、全身の力を抜いて、、流れに身を任せて漂っている。
たのだ。世の中の悩みなど一切なさそうに、潮の満ち引きに身を委ねる穏やかな生き物の姿をじっくりと観察してみてほしい。
この素晴らしい個体は、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴ近郊にある高級リゾート地、ラ・ホヤを拠点に活動する水中写真家のマイケル・ボイド[https://www.instagram.com/michaelboyyd/]氏によって撮影された。
ボイド氏はダイビングのたびに魅力的なアザラシとの出会いを共有してくれるだけでなく、海からゴミを回収して地球環境を守る活動も続けている。
ボイド氏は現在進行中のユニークな緊急速報シリーズの一環として、アザラシ、流れに身を任せるというキャプションを添えて動画を投稿した。
これこそが、多くの人が今この瞬間に求めている唯一のニュースと言えるだろう。
愛くるしいゼニガタアザラシ、水中での至福のひととき
この愛らしいアザラシは、灰色の毛並みと種に共通する特徴的な斑点があることから、ゼニガタアザラシと思われる。
アトランティック大学の資料によると、ゼニガタアザラシは成長すると体長が約1.8m、体重は約100kgに達し、主に沿岸部で生活している。
アザラシは人間と同じように肺で呼吸をする哺乳類だ。そのため、ずっと水の中にいられるわけではなく、定期的に息継ぎをするために顔を出す必要がある。
アザラシには、呼吸のために鼻を空に向けて真っ直ぐ突き出し、水中で直立して浮くボトリング(bottling)という休息行動がある。
動画のアザラシは完全に水に潜っており鼻を水面に出していないためボトリングではないが、水面のすぐ近くで脱力しきっていることから、ただ無心で流れに身を任せることを楽しんでいたのかもしれない。
海藻に包まれながら意識を空っぽにして漂う様子は、野生動物としての緊張感どこいった?って感じだ。
現代人の理想。アザラシに学ぶ心の余裕
流れに身を任せるこのお茶目なアザラシの動画は、生き急いでいる人間たちにリラックスすることの大切さを教えてくれているかのようだ。
ほかにも、マイケル・ボイド氏が投稿した動画には、岩の間で海藻に包まれるようにしながら、ごろごろと体を回転させて脱力しきっているゼニガタアザラシの姿もある。
すごく幸せそうな表情を浮かべているように見える。
重力から解放されたかのように、海流の赴くままに身を任せてゴロゴロする様子は、見ているこちらの力まで抜けてしまうほどの破壊力がある。
いつかこのアザラシのように穏やかで、何にも動じない存在になりたいと願う人も少なくない。
ある視聴者は、年末までに新年の目標を視覚化するビジョンボードを作るなら、この動画を持っていくと語った。
これこそが、2026年に向けて取り入れたい理想の姿だからだという。
2025年を締めくくり、新しい年に向かう今、私たちにはこの愛らしいアザラシのような心の余裕が必要なのかもしれない。











