雪がもこもこ動いている!と思ったらリスがぴょこんと顔を出す。食料回収中だった
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 アメリカ・アイオワ州から、寒さを忘れるような微笑ましいニュースが届いた。降り積もったばかりの真っ白な雪がもこもこと動いている。

 まるで小さな除雪車のごとく、雪面をグイグイと押し上げていたのは1匹のリスだった!

 リスは冬に備えて備蓄しておいた木の実を探していたのだ。

 この映像を撮影したジェス・シャーウッドさんは、、このリスのあまりにもお茶目でかわいくて、一生懸命な姿を多くの人に見てもらって、元気をもらってほしいという思いから動画を公開した。

雪面がもこもこ、雪の下を突き進むリス

 アイオワ州にあるジェス・シャーウッドさんの自宅裏庭で、不思議な光景が目撃された。一面の銀世界となった庭で、雪の下を何かがもこもことうごめいているのだ。

 その謎の物体は、姿を見せないまま雪の中にトンネルを掘り進んでいた。雪が動いているのが見えただけで、最初はどんな動物が潜んでいるのか全くわからなかったと、シャーウッドさんは語った。

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 シャーウッドさんがカメラを回しながら見守っていると、ついにその正体が明らかになった。

 雪の中からひょっこりと顔を出したのは、このあたりに生息している野生のトウブハイイロリス(Eastern Gray Squirrel)だった。

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備蓄していた木の実を探し出していた

 このリスは、まだ暖かかった時期に地面に隠しておいた木の実を探し当てるため、小さな体で雪を力強く押し分けながら進んでいたのだ。

 冷たい雪をものともせず、全身を使って道を切り開いていく様子は、まさに小さな除雪車のようである。

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 雪まみれになりながらも目的の木の実を探し出し、パクパクと食べると、再び潜り、次の目的地へと突き進むそのパワフルで愛くるしい姿に、シャーウッド氏は思わず笑い出してしまったという。

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隣人の親切とリスの恩返し

 トンネルを掘ったり、隠しておいた食べ物を集めたりするのは、リスが長い冬を生き延びるために使う技術の一つだ。

 しかし、シャーウッドさんの家の裏庭に住むリスたちは、もし回収できなくても心配はいらない。

 シャーウッドさんはリスたちのため、冬の間、木製の野外テーブルの上に置いておいてくれている。

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 リスたちが木の実を食べるかわいらしい姿を見せてくれることで、シャーウッドさんは十分に恩返しをしてもらっているという。

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なぜリスは埋めた場所を正確に覚えているのか

 ところで、リスはなぜ深い雪の下にあるドングリをこれほど正確に見つけ出せるのだろうか。

  一般的にはリスが埋めた場所をすぐに忘れてしまうという話が広まっているものの、実際には非常に優れた知能を持っている。  

 以前カラパイアでも紹介したが、アメリカ・ニューイングランド大学の生物学者、ノア・パールット博士の研究によると、リスは鋭い嗅覚だけでなく高度な空間記憶を駆使して、貯蔵場所を特定しているという。

 自分の隠し場所を覚えている確率は80%以上に達し、さらに他のリスに盗まれないよう、埋めるふりをして相手を欺く心理戦まで展開するという。

 雪の下を迷わず突き進むあのミニチマ除雪車のような力強い移動は、そんな驚異的な記憶力と知恵に裏打ちされた、リスたちの真剣な生存戦略の結果なのだ。

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References: Woman Watches Mysterious Tunnels Appear In Snow — Then The Cutest Face Pops Out[https://www.thedodo.com/daily-dodo/woman-watches-mysterious-tunnels-appear-in-snow-then-the-cutest-face-pops-out]

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