「猫は自ら飼い主を選ぶ」と言われることがある。不思議な巡りあわせによって猫が手元に届いてしまうこの現象は、海外で「猫配給システム(CDS)」と呼んでいる。
今回、まさにその暗躍組織のシステムが正常に作動した事例が報告された。
あるカップルが新居に引っ越してわずか1か月後、予期せぬ侵入者が現れた。
郵便物を取るために玄関先に出た夫の足元に飛び込み、そのまま強引に新居へと入居を決めたのは、1匹のふわふわな野良猫だったのだ。
引っ越して1か月後、ドアを開けたら猫が駆け込んできた
Redditユーザーのu/bagelsandkegelsさんが、「新居に引っ越してドアを開けたとたん、この子が走り込んできた」というコメントと共に投稿した画像には、大きな瞳の猫が写っている。
この出来事が起きたのは2023年12月のこと。投稿者カップルが新しい家に引っ越してから、まだ1か月しか経っていない頃だった。
ある日、夫が郵便物を確認するために玄関の外へ出たところ、通りの向こう側から1匹の子猫が走ってきたという。
その猫はためらうことなく夫の足元に身を投げ出し、喉をゴロゴロと鳴らして甘え始めた。
夫が妻(投稿者)に状況を伝えようと玄関のドアを開けた瞬間、猫はまるで自分の家であるかのように、ダッシュで家の中へと駆け込んできたという。
夫婦と一緒に住むことを決めていたようだ
待ってましたとばかり家の中に侵入してきたのは、グレーと白の毛並みを持つ「タキシード柄」の猫だった。
体は大きくふわふわで、丸い緑色の瞳をしている。足先は白く、まるで白い手袋をはめているかのように愛らしい。
その猫は夫婦がここに越してきたことを知っていたようで、すでに一緒に住むことに決めていたかのように、堂々と居座ったという。
突然の猫の来訪に驚いたカップルだが、家にはすでに先住猫たちがいた。
感染症などのリスクを避けるため、まずはこの猫を、他の猫から引き離す必要があった。
彼らは家のパティオ(中庭)にベッドとペット用ヒーター、そしてトイレを設置し、この猫の居場所を作った。
「猫が好きに出入りできるようにドアを開けたままにしておいたのですが、彼女は出ていこうとしませんでした。それですぐにドアを閉めて保護することにしたんです」と投稿者は語っている。
一時的な保護のつもりが「5匹目の家族」に
動物病院で診察を受けた結果、この猫はメスで、生後約9か月であることがわかった。
マイクロチップは装着されておらず、避妊手術も受けていなかった。
カップルは必要な処置をすべて行うことにした。マイクロチップを埋め込み、病気の検査を行い、ノミの駆除を済ませてから、家の中へと迎え入れた。
当初、彼らはこの猫を飼うつもりはなく、一時的な預かりボランティア(仮里親)として世話をする予定だった。休暇が終わるまで預かるつもりだったという。
しかし、運命の歯車はすでに回っていたようだ。
「2024年の元日に帰宅して彼女の顔を見たとき、この子を手放すことなんてできないと悟ったんです」と投稿者は語る。
現在、彼女は「フィービー」と名付けられ、正式に家族の一員となった。これで一家の猫は5匹となった。
CDSの関与を疑う声が続出
このエピソードはReddit上で瞬く間に拡散され、多くのコメントが寄せられた。
ユーザーたちの多くは、これが「猫配給システム(CDS:キャットディストリビューションシステム)」の仕業だと確信しているようだ。
この組織は、猫適性のある人間の元に、最高のタイミングで猫を派遣してくるシステムを構築しており、日本ではNNN(ねこねこネットワーク)の名で知られている。
あるユーザーは、 「フィービーちゃんはCDSから派遣された、あなたたちの新居への引越し祝いですね。彼女は適切なタイミングで家に入るよう指示されたのでしょう。その仕事は正確でした。彼女を救ってくれてありがとう」
また別のユーザーも、「CDSは正常に機能していますね!なんて美しい猫なんでしょう!この子を派遣されたなんんて最高に幸せですね」と祝福した。
引っ越しの荷解きが落ち着き、心に余裕が出る時を完全に見計らっていたかのような絶妙なタイミング。
またしてもCDSの有能さを見せつけられたようだ。現場からは以上です。
References: Reddit[https://www.reddit.com/r/CatDistributionSystem/comments/1p4ucoe/moved_to_a_new_house_opened_the_door_and_she_ran/]











