カナダには自宅警備に全力を注ぐ猫が存在する。フランキーという名の黒猫は、自宅のドア横にある郵便投入口を死守することが毎朝の日課だ。
郵便配達員が、郵便物を差し込もうとすると、即座に肉球で外へと押し戻そうとする。配達員が近づくとその気配を察知して、投入口で待機しているのだ。
鉄壁の守備を見せる自宅警備猫の姿がSNSで公開されると、その愛らしさとコミカルな攻防が大きな話題となった。
そしてこの一方的な妨害行為は、飼い主の気遣いと配達員のユーモアによって、心温まる交流へと発展していくのだった。
この家の安全は守る!郵便物の投函を許さない黒猫
オンタリオ州トロントに住むメスの黒猫、フランキーの朝は家に不審物を入れないことから始まる。
郵便配達員がドア横の郵便投入口に近づく気配を察すると、その場で待機し、配達員が郵便物を入れようとすると、それを肉球で押し返そうとする。
それらがDMなどのジャンクメールだけなら助かるが、中には重要な封筒も含まれている。フランキーにとってはどれも家に侵入する怪しい不審物なのだ。
配達員とフランキーのこの攻防戦はもはや毎朝の日課となっている。
この動画が投稿されると、数千件のコメントが寄せられ、多くの人がフランキーの徹底した守備に魅了された。
あるユーザーは、「配達員が上司に対して、番犬ではなく番猫がいて配達できませんでした、弁明しているに違いない」とコメント。別のユーザーは「請求書は受け付けない!送り主に返せと言っているようだ」と冗談を飛ばした。
また、「自分の飼い猫も同じように郵便配達員を脅すため、恥ずかしくて郵便受けを猫の手が届かない場所に移設した」というエピソードを披露するユーザーもいた。
フランキーはこの任務に全力を注いでおり、郵便物がない日であっても、入念に投入口をチェックする念の入れようだ。
飼い主の配慮で交流が始まる
フランキーはとにかく自宅を守ることを使命としているようだが、飼い主は郵便配達員に迷惑をかけてしまっていることを申し訳なく思っている。
そこで家族は、 郵便配達員に対し、フランキーの行動を謝罪するとともに、感謝を伝える手書きのメッセージをドアに残した。
そこには、「郵便配達員さん、こんにちは!うちの猫、お転婆なフランキーのことで迷惑をかけてしまったごめんなさい!あなたのお名前と、好きなクッキーは何ですか?いつも本当にありがとうございます。感謝の気持ちを伝えたいんです!」と書かれていた。
このメッセージがきっかけで、一方的な妨害は家族と郵便配達員との交流へと変わった。
配達員がフランキーをフランクという愛称で呼び、「ほらよフランク、受け取ってよ、相棒(Bro)」と声をかけながら郵便を押し込む様子が映っている。
配達員はフランキーの攻撃を怒るどころか、「よしフランク、ありがとな相棒」と親しげに語りかけていた。
さらに去り際には、「毎日のお手伝い(妨害)には本当に助かっているよ」と、愛のある皮肉を込めたジョークを飛ばした。
フランキーのいたずらが、飼い主の気遣いによって、地域を笑顔にする温かい絆へと繋がったようだ。











