2026年1月10日、アメリカのある男性が、自分の限界に挑むチャレンジを開始した。1年間、部屋に閉じこもったまま外に出ずライブ配信をする。
この「隔離生活」は、自分を取り戻すための挑戦だという。外界と隔絶した環境で自身を作り替え、健康な自分を再構築する。それがこのチャレンジの目的だ。
彼は1年間外へ出ず、娯楽や気を散らすものを取り除き、規律と集中力を養いながら、生活のすべてを記録する。
始まったばかりのこの挑戦、彼は1年後、無事にゴールを迎えることができるのだろうか。
「自分を変えるために」1年間の隔離生活を計画
私の名前はスキップ。49歳です。少し怖いと思うことに挑戦します。2026年1月10日から、私はこの部屋に丸1年、365日間閉じこもります。外には出ません。そして24時間365日、ライブ配信していきます。
このチャレンジ開始の2か月前にあたる2025年11月11日、スキップさんは決意表明とも言える最初の動画を投稿した。
その中で彼は、このチャレンジについて次のように語っている。
これをやる理由は、困難から逃げる自分にもううんざりしているからです。もう一度、自分自身の主導権を取り戻したいんです。
目標は単純です。年末までに完璧な懸垂を1回成功させること。懸垂は証明に過ぎません。真の目的は、自分自身を土台から再構築することです。
今から準備を始めます。この過程を追いたい方は、ぜひ見守ってください
この挑戦の中心にあるのは、「健康と規律を作り直す」という、スキップさんの人生への考え方である。
彼は、現代の生活がもたらす刺激や雑音から距離を置き、生活の基本に立ち返ることを目標に掲げている。
本人が隔離生活に突入する前に投稿した文章には、その意図が率直な言葉で書かれている。
今年、何が変わるのか
今年、私は自ら進んで一つの部屋にこもり、
身体と心、そして規律をリセットします。
気を散らすものはない。
逃げ道もない。
途中でやめることもしない。
身体は規律正しくなる。
心は逃げ場を失う。
まずは反応するのをやめる。
決まった時間に眠る。
体重を正直に記録する。
説明に逃げず言い訳を取り除く。
始めたことはやり遂げる。
不快さと向き合う。
自分を麻痺させるのをやめる。
365日。
この部屋の中に観客はいない。
2か月前から準備とカウントダウンを開始
スキップさんは、隔離に入るおよそ2か月前からカウントダウンを始め、自分に課す生活のルールや決意を言葉にしてきていた。
精神的な準備のほかに、1年間引きこもって暮らす部屋の準備も進めた。身体を鍛えるためのスペースやキッチンなど、快適に過ごせる環境を作り込んだ。
部屋にはクローゼットがついていて、外界とのアクセスは、その向こうにあるドアからだけ。食料などはこのドアから「補給」されるんだそうだ。
下の動画からは、そんな彼の隔離部屋の一部が見られる。簡単なキッチン設備もついていて、自炊もできるようになっている。
部屋にはストリーミング用のカメラが複数セットされている。日々の目標は、ウォーキングマシンを使って1日15,000歩歩くこと。
隔離生活の中でも体力づくりは怠らず、最終的には、ロッククライミングの練習のために壁にハンドホールドを取り付けたいと考えているんだとか。
隔離生活に必要な資金は、自身がやっている小さなビジネスと、看護師である奥さんの収入で賄われる予定だそうだ。
配信生活が終わるまで、「家族には貧乏暮らしをさせることになる」と、彼はカウントダウン配信の中で認めていた。
私はこれから1年間、気を散らすものや雑音を排除して、健康、規律、集中力、そして習慣という基本を作り直します。
多くの人は、若い頃、あるいはストレスの中で、そしてただ生き延びることに追われながら人生を築き上げます。
そしてうまく根づかなかった部分を修正するために、立ち止まることはほとんどありません。私は、それをあえて1年かけて行おうとしているのです
視聴者からは賛否両論の反応が
そんな彼の決意に対し、フォロワーや視聴者からは批判やアドバイス、そして応援のメッセージが寄せられていた。
- どんなアルゴリズムでこれが表示されたのかわからないけど、つい見てしまった。あなたが誰なのかも、なぜ1年間も自分を隔離しようとしているのかも正直わからない。でも、気になってきたから登録して、何が起きるのか見てみるよ
- この過程で、具体的に自分のどこを変えたい、あるいは改善したいと思っているのかな。隔離された環境ではうまくいく新しい習慣が、外に出たときに続かなかったり、現実の生活にうまく移せなかったりすることは不安じゃない?
- スキップ、これがあなたと家族にとって最善だと思うなら、やるべきだと思う。人生の大きな変化は、時には本当に必要なものなんだ。反対する人たちのことは気にしなくていい
- 仕事はあるの? 1年休むことについて職場は理解してくれている?
- あります。ええ、理解してもらっています(スキップさんコメ)
- 隔離期間中に、Zoomでセラピーを受けるのはどうですか。体重を落としたあとで維持するためには、心の面にも向き合う必要があると思います
- ネットに投稿したり、ライブ配信したりすること自体が、結局はもっと「雑音」にさらされることにならない? もし他人の影響が自分を変えているのなら、部屋に閉じこもるよりネット上の足跡を減らすほうが効果的なのでは。隔離生活は、かなり不健康だと思う
- 視聴者とは、どれくらい交流するつもり? それ自体が、新しいタイプの「雑音」になる可能性はないんだろうか
- この60日間、こんなバカげたアイデアについて話している間に、もっと前向きな進歩がいくらでもできたはずだよ
- 家族と一緒に暮らしながらでも、もっと大きな進歩はできると思う。
結局のところ、原因は規律の欠如なんじゃないかな。人は、規律を身につける以外のことなら、何でもやろうとするものだ- 正直、妻と子供から1年間も離れるなんて、自分には考えられない。家族を今以上に失うことになるんじゃないか
- 家族を失いかけていると感じたことは一度もありません。私の家族は強い。あなたはそう感じられないのかもしれませんが(スキップさんコメ)
- 「怖いから」以外に、なぜこれが良いアイデアだと思うのか、理由を説明してもらえないかな。減量のため? メンタルヘルスのため? それとも別の目的があるのかな。日光や健康的な食事、ちゃんとした運動、人とのつながりより、隔離を選ぶ意味は何なんだろう
- 目標はたくさんあります。1年の中で、できるだけ多くを達成したい。体重管理、メンタルヘルス、個人的な成長、この3つが中心です。大きな窓があって、そこから日光は入ります。人とのつながりに、必ずしも身体的な接触は必要ありません(スキップさんコメ)
- 私の父は49歳で亡くなりました。きっかけは、不健康な生活習慣でした。
応援していますが、ただ1つ心配なのは、人間には社会的なつながりが必要だということです。せめてメッセージアプリで人と話していてほしい- 1000ドル賭けてもいい。期限が来る前に、きっと部屋から出ると思う
- 食べ物はどうやって受け取るの? 家族が部屋に入って届けてくれる?
- 食料は毎週配達してもらいます。家族は部屋に入れません。完全な物理的隔離です
- スキップ、いちばんあり得そうな「やめる理由」は何だと思いますか
- 妻か子供が、重いケガをしたり、深刻な事態になったときですね(スキップさんコメ)
- 1年後、部屋から出てくるあなたが、どれだけ変わっているのか見るのが楽しみだよ
- 最初はこの挑戦に悲観的でしたが、この実験の中で、あなたがすべての目標を達成することを願っています。どうか安全に
隔離生活3週間目に突入
スキップさんは宣言通り、1月10日に隔離生活に入った。こちらが、開始から3週間を迎えた最新の投稿だ。今のところは順調で、体調も良好だそうだ。
とはいえ、最初に思っていた生活とは違うと感じたり、予想よりハードだったりと悩みもあるという。
1日のルーティンは規則正しく、プロのアドバイスに従ってエクササイズをしたり読書の時間を増やしたりと、ライフスタイルは以前とは完全に変わったとのこと。
とにかく健康的な生活を心がけており、食生活もすっかり変えた。パンを食べないようにしているほか、隔離前は毎日飲んでいたコーラも断っているんだそう。
そんな生活のおかげか、隔離生活を始めてから体重は8kg以上減ったそうだ。
スキップさんの24時間配信は、彼のYouTubeチャンネル[https://www.youtube.com/@TheIsolationYear/streams]で見ることができる。また、彼は自身のTikTok[https://www.tiktok.com/@the.isolation.year]やInstagram[https://www.instagram.com/theisolationyear/reels/]で、この「隔離生活」の切り抜きや短いクリップも投稿している。
1年後の彼は、いったいどう変わっているのだろうか。興味のある人は、見守る気持ちで時々覗いてみてほしい。
References: Man Locks Himself in His Room for a Year to Become Healthier[https://www.odditycentral.com/news/man-locks-himself-in-his-room-for-a-year-to-become-healthier.html]











