4,554m!ヨーロッパで最も高い場所にある山小屋「マルゲリータ」ではピザも食べられる
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 標高4,554mで食べれる絶景ピザも!山好き界隈で”レア体験”と話題のホテル、ヨーロッパで一番高い場所にある山小屋をご存じだろうか?

 登山家に人気の「マルゲリータ小屋」は、スイスとイタリアの国境、アルプス山脈に次ぐ高さを誇るモンテ・ローザ山塊にあり、そう簡単には着けないことから“究極の隠れ家”ともいわれる。

 見た目はシンプルでもロケーションは唯一無二。

ハードな氷河ハイキングの先にあるマルゲリータ小屋の魅力にせまろう。

ヨーロッパで最も高所にあるホテル

 イタリアとスイスの国境付近、スイスの最高峰モンテ・ローザ山塊のど真ん中。

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 山塊の一つ、副峰プンタ・ニフェッティ(Punta Gnifetti)の山頂にちょこんと乗ってる黒っぽい建物が、”ヨーロッパで最も高いホテル”といわれる「マルゲリータ小屋(伊:Capanna Regina Margherita、英:Margherita Hut)」だ。

 標高なんと4,554m。日本の富士山(約3,776m)よりまだ高い。

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 完成したのは1893年。イタリアの山岳愛好グループの指導のもと建設され、落成式に臨席したイタリア王妃マルゲリータの名にちなみ“マルゲリータ”の名がついた。

 実はその頃、上流階級の間で山登りがトレンドに。流行りだしたのは19世紀半ばで、そこから山塊周辺に山小屋が次々建てられ始めた。

 その後マルゲリータ小屋は、標高の高い環境が人体に与える影響などの医学研究や気象観測記録に役立てられたが、1977年に一度解体され、すぐ近くの町に再び建設された。

 つまり130年以上の歴史があるが、建物自体は築50年ほど。もちろんメンテもしてるだろうが、急峻な尾根にポツンとすぎるビジュアルにひるんでしまう。

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危険と疲労の先にある絶景と達成感

 その標高からして当然ながら、小屋までの登攀も決して楽ではない。

 標高が高いため巨大な割れ目、クレバスや高山病の危険があり、酸素は平地の60%しかない。

そのためここを目指した登山者が救助ヘリで運ばれることもある。

 だがどうにか到着した先にはそれまでの疲れも吹き飛ぶ体験が。名だたる山々や雲海の絶景と、自力で登ったからこそ味わえる達成感が待っている。

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2日間かけマルゲリータ小屋に到着!

 イギリスの経済紙、Financial Timesのトラベルエディター、トム・ロビンスさんもこの小屋に宿泊した1人。2019年にガイドのニックパークスさんと2日かけて着いたそう。

  まずはモンテローザの麓に位置する、標高約1300mのイタリアの小さな村から出発。

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 ケーブルカーで3200mほどまで一気に上がり、1時間ほど登った先の避難小屋に宿泊した。

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 翌朝、夜明けとともにアイゼン(滑り止め)とロープなどの装備をつけて、本格的な氷河ハイキングを開始した。

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 およそ5時間登ってついにマルゲリータ小屋に到着!

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 ちなみにここまでは徒歩でしか行けず、宿泊目的でヘリを使うのもNG。だからこそ、たどり着いた瞬間の喜びが格別になる。

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ピッツァ・マルゲリータも食せる快適な小屋

 過酷な場所にもかかわらず小屋の中は快適で、Wi‑Fiも完備だそう。スタッフ5人が2週間ごとの交替で常駐している。

 寝床のほかに”小さな図書館”やレストラン、本格的なエスプレッソマシンを備えたバーもある。人気メニューはもちろん「ピッツァ・マルゲリータ」だ。

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 残念ながら詳しいお味は不明だが、厚めの生地にたっぷりのチーズがおいしそう。 これほどの高所でピザをいただくチャンスはほかにないかもしれない。

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 そして何より素晴らしいのが、ヨーロッパで一番高い空から見える360度の絶景。ここまで来た人しかみられない“地球の屋根”の景色だ。

宿泊最大70人。夏季限定で営業中

  この小屋はモンテローザ山塊のイタリア側の峰の一つ、プンタ・ニフェッティの山頂にある。通常到着までは2日がかりで、アルプス山脈レベルの登攀技術も必要になる。

 また気象学にも詳しいジャーナリストStefano Di Battista1(@pinturicchio_60)さんのXポスト[https://x.com/pinturicchio_60/status/1309753443331043333]によると、この場所は9月でもおそろしく寒い。2020年9月25日観測史上最低気温の-21.1℃に達したことを報告している。

 宿泊人数は最大70人。営業は夏季限定で、6月初旬~9月初旬まで。だが万が一にそなえ、冬季も12床だけベッドが用意されている。

 冬なのにどうしても登りたい人のためだが、その行動はクレイジー以外の何ものでもない。

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2017年からは結婚式場にも

 また驚くことに、この小屋は2017年から結婚式場にもなっている。

 最寄りのイタリアの集落、イタリア共和国ピエモンテ州ヴェルチェッリ県アラーニャ・ヴァルセージアを管轄する市長が、ここでの人前結婚式を認可したからだ。

 ただ先ほど述べたように、救助以外のヘリも禁止なため、挙式の際はガチで登ることになる。

 登山好きな”2人だけの結婚式”なら「ご自由に!」だが、家族や友人も招く、となれば、ゲストまで同等の体力、スキル、覚悟などが要求される。

 ある意味“世界一ハードな結婚式場”と言い切ってさしつかえないだろう。というか、実際のところ今まで何組挙式したかも知りたいところだ。

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非日常体験を求める人にも魅力的な場所

 山好きや旅好きはもちろん、非日常体験を求める人々にとって、”隠れ家”的なマルゲリータ小屋は魅力でいっぱい。

 到着を誇らしく発信するSNSユーザーの画像や動画はどれも美しく、こんな場所があるなんて、つい見入ってしまう。

 実際は簡単に行ける場所ではないが、気になる人はウェブをチェックだ。

 あこがれるけど厳しいな。仮に着いたとて、泊まるころにはべらぼうな高所に震えて一睡もできなそう。

 ピザの味も気になるけれど、選ばれし猛者のポストに感謝しつつ、想像で楽しんどこうそうしよう。

References: Odditycentral[https://www.odditycentral.com/travel/this-remote-mountain-cabin-is-europes-highest-building.html]

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