寒波のアメリカで氷の中から救出される動物が相次ぐ
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 アメリカを襲った寒波は、2026年1月中旬~2月上旬にピークを迎えた。この時期、各地でこの冬最低の気温が記録され、さまざまなドラマを引き起こした。

 例えばイグアナが木から落ちたり、スパゲッティが食品サンプルと化したり。そして氷に閉じ込められた動物たちの救出劇も相次いでいる。 

凍った水に閉じ込められた犬の救助が相次ぐ

 寒波がピークを迎えた1月19日、ミズーリ州セントルイスとミシガン州グロス・アイルで、それぞれ氷の張った水に落ちた犬が救出された。

 セントルイスでは、1匹の犬が凍った池の上をさまよっていたところ、突然足元の氷が割れて、水に落ちてしまったという。

 凍り付いた池の水は急速に犬の体温を奪い、犬は泳いで安全な場所へ逃れることができなかった。

 通報を受けて、地元セントルイス消防局(STLFD)の海難救助隊が出動。冷水での水難救助用装備を着用した隊員が、氷の上を進んで犬のもとへたどり着いた。

 救助が行われた当時、セントルイスの最低気温はマイナス14°Cを記録していたという。下がSTLFDが投稿した、救助シーンの映像である。

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 犬は間一髪、救助隊員の手で氷のように冷たい水からボートの上に引き上げられ、毛布にくるまれて消防車で暖をとった。

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 STLFDによると、犬の身体は冷え切っていたが、その後順調に回復しており、完全に元気を取り戻す日も近そうだ。

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 同じ19日、ミシガン州でも氷の中に落ちた犬の救出劇があった。生後半年のオーストラリアンシェパードのステラが、凍ったデトロイト川に落ちたのだ。

 ステラは凍結した川の上に取り残され、通報を受けたグロス・アイル警察署(GIPD)と消防署(GIFD)が出動した。

 GIPDはドローンで犬の位置を確認。氷の状態から、徒歩での救出活動は危険と判断されたため、ボートを使って複数回の救助が試みられたという。

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 4時間にわたる救出劇の末、ステラは無事に氷の中から救い出され、飼い主のもとへ帰ることができた。

 GIPDのエリック・バスケス巡査部長は、その時の状況を次のように説明する。

犬は氷を踏み抜いて水中に落ちましたが、その後なんとか氷の上に戻りました。そしておそらく、片方の足が氷に張り付いて動けなくなっていたのだと思います。それが、私たちがこの犬を救助できた唯一の理由だったのでしょう

 当時、付近の気温は最低でマイナス15℃、場所によってはマイナス20℃以下を記録したところもあったそうだ。

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シカや白鳥など野生動物の救助も相次ぐ

 そのほかにも、1月27日にはワシントン州スティーブンズ郡のルーン湖で、凍結した湖面で立ち往生していたシカが消防によって救助された。

 シカは滑る氷の上で動けなくなっており、救助隊は慎重に接近してシカを確保し、安全な場所へ移動させたそうだ。

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 2月になっても場所によっては寒波の余波が残っている。コネティカット州ノーフォークでは、2月3日、氷に閉じ込められた白鳥が消防によって救助された。

 消防隊員が直接川に入り、白鳥を確保して岸へ搬送したという。ノーウォーク消防署長のエドワード・マケイブ氏は、次のように述べている。

この救助は、あらゆる危険に対応する準備と、住民だけでなく野生動物も守るという私たちの取り組みを示すものです

 白鳥はその後、動物病院へ搬送されたが、状態は良好で完全に回復する見込みとのこと。元気になり次第、野生に帰されるそうだ。

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 今回の寒波のピークはすでに過ぎつつあるが、米国立気象局によると、北部や五大湖周辺では今後もしばらく氷点下の気温が続く見込みだそうだ。

 凍結した水面は、見た目では安全かどうか判断が難しく、人や動物が氷を踏み抜く事故は毎年発生している。

 当局は氷が十分に分厚く見えても、安易にに上に乗らないよう、そして子供やペットを凍結した池や湖に近づけないように、住民に注意を呼びかけている。

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