フランスのトゥールーズで、1人の男性が「お尻が痛い!」と言って救急外来に駆け込んで来た。
医師らが診察すると、なんと第一次世界大戦時代の砲弾が、この男性の直腸に詰まっていたのだ。
一時は爆発物処理班が駆けつけて辺りを封鎖する騒ぎになったが、爆弾は無事摘出され、安全であることが確認された。
男性の身元や、砲弾がお尻に入った理由については明らかとなっていない。
「お尻が痛い!」と受診した男性のお尻に不発弾が
2026年1月31日の夜、1人の男性がトゥールーズにあるランゲイユ病院の救急外来を訪れた。彼はひどく苦しんでおり、「お尻がとても痛い」と訴えていた。
診察の結果、男性の直腸内に異物があることがわかり、医師らが摘出手術を行ったところ、詰まっていたのは古い砲弾であることが判明した。
病院側は直ちに通報。すぐに警察と爆発物処理班が駆けつけて、救急外来の周囲を封鎖し、病院の職員と患者が一時的に避難する騒ぎとなった。
不発弾の危険性
不発弾は、主に戦争中に航空機が投下した爆弾や、大砲から発射された砲弾が、爆発せずにそのまま残ったものだ。
数十年が経過しても破壊力は変わらず、わずかな振動や衝撃、金属探知機の磁力などで爆発する可能性がある危険なものだ。
警察関係者は、次のように発表している。
彼は直腸に大きな物体を挿入していたため、極度の激痛状態にありました。緊急手術が行われ、その物体が第一次世界大戦時代の砲弾であることが判明しました。
不発弾だったため、爆発物処理専門家を呼んで無害化する必要がありました。消防隊も待機していました
その後、砲弾は無事に摘出され、安全であることが確認された。
患者の男性の身元は明かされていないが、フランス国籍の24歳の男性だという。
男性は手術後の回復を待って、この爆発物をめぐる騒動に関連し、フランスの武器関連法に違反した疑いで、事情聴取を受ける予定だそうだ。
検察は彼が「カテゴリーA弾薬」を扱ったとして、起訴などの法的措置を検討しているという。
第一次世界大戦中に作られた不発弾と判明
このニュースはフランス国内はもちろん、世界中のメディアやSNSで取り上げら得rており、ネットではっさまざまな「感想」が寄せられている。
- こんなバカなことを、今の時代でもやってる人がいるなんて本当に信じられないよ!
- 救急外来ではこういうケースは毎年何件かあるし、結局手術室送りになることも少なくない。自分のせいで病院が避難騒ぎになって、国際ニュースになるなんて想像もできないよ
- 毎年何件も? しかもどの救急外来でも? この10年で、砲弾が直腸に入ってたなんて一度も見たことないけど
- いや、砲弾に限らず異物全般の話だよ。でも砲弾で国際ニュースになっちゃった人は、本当に気の毒だよね
- ほとんどの病院では似たようなケースがよくある。「うっかり何かの上に座ってしまって」直腸に入った、という話は珍しくない
- 数年前、近くの病院で同じようなことがあったよ。うちの父親が第二次世界大戦の砲弾を暖炉の上に飾ってるから、ちょっと心配になった。でも今のところ、それが誰かの尻に入ったという話は聞いてないけどね
- 病院の職員だけど、どこの救急外来でも「尻に何かが詰まった状態で来た人」の話はいくらでもある。ニンジン、キュウリ、カボチャ、ろうそく、ビー玉、フィギュア、ボトル、フィリップスの電動歯ブラシ、粘土、木片……何でもありだ。17個のプラスチック製の馬のオモチャを入れて来た人もいた。
その人の容体は「安定」と記録されていたよ- 救急医の友人たちは、みんな尻から何かを取り出した経験談を持っている。いわば通過儀礼みたいなものだ
- 女の割合ってどれくらい?
- 聞いたのは全部男性のケースだったよ
- 今まで聞いた中で最悪だったのはネズミだよ(母が救急外来で働いてた時に実際に見たらしい)。でも今回のは、それを含めても過去最悪レベルだ。自分も20年以上病院で働いてるけどね
- やっぱり『グレイズ・アナトミー』は現実だったんだな。「事実は小説より奇なり」って本当だ
- なんで男って、そんなに尻に物を入れたがるの? 何か目に入るたびに「これ、どこに入れられるかな……あ、お尻だ!」ってなるの?
- 鼻に物を入れるのは卒業したからな。次の段階ってわけだ
ドイツ軍が第一次世界大戦中に使用した砲弾
今回見つかった砲弾は、1914~1918年にかけて、第一次世界大戦中のドイツ軍によって使用されていたものだという。
フランス軍との戦闘でも何十万発も用いられたとされ、現在でも建築現場や農地などで見つかることがあるそうだ。
なお、なぜこの砲弾が男性の体内にあったのかは、現時点では明らかになっていない。
現地の報道では、トゥールーズの医療スタッフは「穴に何かを詰めて取れなくなった患者の治療には慣れている」らしい。
この報道から察する以外にないのだが、つまりはそういうことなのだろう。
砲弾を直腸インは初めてのケースではなかった
実は人間の体内…というかお尻に直結するあの場所から、リアルな砲弾が見つかったのは、これが初めてではないという。
2021年には、イギリスのグロスターシャー州にある病院に搬送された、「砲弾の上に尻もちをついたらお尻に刺さって抜けなくなった」男性の事件が報道された。
さらに2022年12月には、フランス南東部トゥーロンのサント・ミュス病院で、88歳の男性が砲弾を体内に挿入した状態で救急外来を受診した。
どちらも病院側は念のため爆発物処理を要請する騒ぎになったが、幸いにして砲弾が爆発することはなかった。
88歳の男性から摘出された砲弾は長さ約20cm、直径約5~6cmだったという。なぜこの男性の体内にあったのか、その理由については公表されていないそうだ。
References: Hospital evacuated after 8-inch WWI artillery shell discovered in patient’s butt[https://nypost.com/2026/02/02/lifestyle/hospital-evacuated-after-8-inch-wwi-artillery-shell-discovered-in-patients-butt/]











