「家にいるはずの猫が消える」という怪現象はわりと起きがちだが、この家では、あちこち探し回らなくてもだいたいはここにいるという安定の場所がある。
それは亀の飼育ケージの中だ。
猫が消えた時に時には亀を探せばいいの法則
ミーガン・デューブさん宅のペット構成は、2匹の猫と1匹のリクガメだ。デューブさんが保護した黒白のメスの猫は、この家に来た時からすぐにリクガメに興味を示した。
まだ小さな頃からずっとリクガメの飼育ケージを眺めていて、隙あらば入り込んでいたという。
室内飼いなのに猫が姿を消すことはよくあることだが、デューブさんの家では、ここを探せばほぼ確実に見つかる場所がある。それがリクガメの飼育ケージの中だ。
この日も黒白猫の姿は急に姿を消したが、案の定ケージの中にいた。
亀は猫の後ろ足元にきゅっと引っ付いており、猫は猫で「ふたりの世界を邪魔しないでよ」と言いたげな表情をしている。
小さなころからいつも一緒、ニコイチな猫と亀
この動画はたちまち話題となり、130万回を超える再生数を記録した。デューブさんは別の動画で、この二匹は出会ったその瞬間から、片時も離れないほど仲が良いのだと説明している。
視聴者からは「亀が嫌がっているのではないか」と心配する声も寄せられたが、デューブさんは「亀は全く大丈夫。二匹は本当にお互いを愛している」と回答した。
亀の方から猫を追いかけることもあるようで、種は違っても両者は固い絆で結ばれているようだ。
猫は亀といるときは、とても大きな音でゴロゴロと喉を鳴らすという。
この投稿をきっかけに、他のユーザーからも「うちの猫と亀も大親友です」といった投稿が次々と寄せられた。猫と亀って意外と相性が良いのかもしれないね。
2匹をつなぐ温もりの秘密
一方で、この微笑ましい友情には、猫ならではの現実的な理由があるのではないかと指摘する視聴者もいた。
リクガメのケージ内には爬虫類用のヒートランプがある。猫にとってあの温かさは抗いがたい魅力を持っているのも事実だろう。
ペットフード会社「ヒルズ・ペット・ニュートリション」の専門家によれば、猫が温かくて居心地の良い場所を求めるのは本能的な行動だという。
学術誌『The Scientific World Journal[https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27774506/]』に掲載された研究では、猫の理想的な体温調節環境は人間が好む温度よりも高いことが示されている。
そのため、猫は家の中で最も暖かい場所を敏感に察知し、そこを自分の居場所に選ぶ習性があるという。
異種の友情を育むための注意点
猫と亀の絆は非常に愛らしいものだが、専門家は異なる種類の動物を一緒にさせる際には注意が必要だと促している。
たとえ猫に悪気がなくても、遊びのつもりでカメを叩いてしまうことがある。それがカメにとって大きなストレスとなり、ときには怪我をさせてしまうリスクがあるからだ
なので飼い主はペットカメラなどを設置し、常に気に掛けることが必要だ。
デューブさんも、二匹が一緒に過ごすときは常に細心の注意を払って見守っているという。
猫がカメを愛しているのか、それともカメが持つ温かなランプを愛しているのか、その真相は猫のみぞ知るところだが、少なくとも寄り添う二匹の姿が多くの人々に癒やしを与えたことは間違いない。











