郵便配達員が道路脇で子猫を救出。毎日一緒に配達のお手伝い
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 アメリカで郵便配達員が、配送トラックで勤務中、人里離れた道路脇で一匹の小さな子猫に遭遇した。

 あたりに親猫の気配は見当たらない。

動物好きな配達員は、そのまま放置することができず、トラックで自宅に連れ帰り、飼うことを決意した。

 ところが、先住猫との折り合いが悪く子猫を家に残して仕事に行くことができなくなってしまう。

 そこで彼は、子猫をトラックに乗せて一緒に配達へ行くという方法を選んだ。今ではすっかり「郵便配達猫」として活躍中だ。

道路脇でひとりぼっちの子猫と遭遇

 アメリカで郵便配達員として働くアレクサンダー・ファリスさんは、いつものように担当ルートの配送作業を行っていた。

 車を走らせていた際、道路の脇に茶色の小さな動く影を見つける。

 何かと思いトラックを停めると、そこには一匹の子猫がいた。後に「スプラウト」と名付けられるその子猫は、ファリスさんの姿を見ると、助けを求めるかのように、駆け寄ってきた。

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 もともと大の動物好きだったファリスさんは、日頃から配達ルートで見かける動物たちに挨拶をするのが日課だった。

 そのため、トラックの中にはキャットフードの蓄えがあった。

 空腹で衰弱していたスプラウトに食事を与えながら、ファリスさんは周囲を見渡したが、親猫の気配はない。

 そこは民家もまばらな人里離れた場所だったため、このまま放置すれば子猫の命が危ないと思い、スプラウトを保護し、自分のトラックへ乗せることに決めた。

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その日の配達が終わるまで同行

 保護した当初、スプラウトは初めて見るトラックの車内に少し戸惑う様子を見せたが、ファリスさんが優しく接すると、すぐに落ち着きを取り戻した。

 その日の配達はまだ残っていたため、ファリスさんはスプラウトを助手席に乗せたまま業務を続行した。

 スプラウトは、ファリスさんが家々の玄関先まで郵便物や小包を届ける様子を、車内から熱心に見守っていた。

 時にはファリスさんに抱えられて玄関まで同行することもあったが、怖がることなく大人しく従ったという。

 その日の仕事が終わる頃には、ファリスさんとスプラウトの間には絆が芽生え始めていた。そしてスプラウトは晴れて、ファリスさんの家族に迎え入れられたのだ。

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先住猫との折り合いがつかず、仕事現場へ同行させる決断

 ファリスさんはスプラウトを自宅へ連れ帰り、正式に家族として迎える準備を整えた。

 しかし、家にはすでに先住猫たちが暮らしており、そのうちの一匹が新入りのスプラウトを激しく拒絶してしまった。

 スプラウトはまだ体が小さく、目を離した隙に喧嘩になれば大きな怪我を負う危険性があった。

 日中の仕事の間、幼いスプラウトを自宅に一匹で残しておくことも、仲の悪い先住猫と同じ空間に置いておくこともできない。

 そこでファリスさんは、スプラウトをトラックに乗せ、一緒に配達の仕事をすることに。こうして、子猫の「見習い郵便配達員」としての新しい生活がスタートした。

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今では立派な郵便配達猫。小包に囲まれて街を巡る新しい日常

 現在のスプラウトは、毎日ファリスさんと一緒にトラックに乗り込み、立派に「同僚」としての役割を果たしている。

 車内に積み上げられた小包の山の間でお気に入りの場所を見つけて丸まったり、ファリスさんの膝の上に乗って景色を眺めたりするのが日課だ。

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 ファリスさんがいつものように配達ルートの動物たちに挨拶をすると、スプラウトも一緒になって新しい友達を作っている。

 ファリスさんはTikTokで、スプラウトと一緒の配達の様子を公開し、「どこへ行くにもこの子を連れて行っている。本当に乗り物に乗るのが上手なんだ」と愛情を込めて語っている。

 偶然の出会いから始まったこの特別な関係は、今やファリスさんの仕事に欠かせない癒やしの存在となった。

 ファリスさんは、いつか仕事をやめて、保護猫活動に専念したいと夢がある。その時にも、スプラウトを連れて一緒に活動を行いたいと思っているそうだ。

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