アメリカ・ミネソタ州の市の公共事業局に、1羽のメンドリが迷い込み、そのまま職員たちの作業場に居ついてしまった。
ボロボロの状態で現れたこのメンドリは、職員たちから手厚いお世話を受けて元気を取り戻した。
飼い主が名乗り出なかったため、このメンドリはヌードルと名付けられ、ここの職員となった。恩返しのつもりなのか、たまにおいしい卵を産んでごちそうしてくれるという。
市の公共事業局にボロボロの状態で現れたニワトリ
約1年前の2025年ごろ、ミネソタ州のトルーマン市にある公共事業局に、1羽のメンドリが姿を現した。
職員たちが作業場の大きなドアを開けて作業をしていたところ、弱り切った様子のメンドリがひょっこりと迷い込んできたのだ。
局の水道部門の責任者であるブレント・ブラウン氏によれば、そのメンドリは何かに追いかけられたようで、羽が大量に抜け、ボロボロな状態だったという。
職員たちは餌や水を与えてお世話をしながら、近隣でニワトリを飼っている家を回って飼い主を探したが、名乗り出る者は誰もいなかった。
ヌードルと名付けられ局の一員に
メンドリは居心地がよかったのか、そのまま局から離れようとしなかった。自らの意志でここを自分の家に決めたようだ。
隣接する市役所の職員たちもこの珍客に注目し、みんなでかわいがった。
そしてこのメンドリは、「チキンナゲット」などの様々な候補の中から、「ヌードル」という名がつけられた。
現場の作業員たちも、ヌードルと触れ合っていくうちに、彼女の人懐っこさにメロメロになっていった。
現場職員は、彼女にエサを与え、作業場の中に安心して過ごせる特等席を用意した。
作業車の座席に卵のプレゼント!メンドリが見せた感謝の印
ヌードルは、職員たちの優しいお世話に驚くべき方法で応え始めた。
ある日、職員のマイク・レイ氏が小型建設機械のスキッドローダーのドアを開けると、なんと運転席のシートの上に卵が1個置いてあったのだ。
ヌードルはその後も数ヶ月間にわたり、何十個もの卵を産み続けた。
職員たちはこれを彼女からの恩返しと受け止めている。レイ氏は、彼女が産んだ卵を自宅に持ち帰り、昼食に目玉焼きにして楽しんでいる。
階段を上り屋根裏へ。職場の士気を爆上げする「ヌードル」の日常
現在、ヌードルは完全に公共事業局の「職員」として生活している。
彼女は人間が大好きで、職員が作業をしていると必ずそばに寄り添い、何をしているのか興味津々で観察する。
レイ氏は、「消防署にダルメシアン犬がいるように、我々のチームにはメンドリがいるんだ」と誇らしげに語る。
ヌードルは作業場の階段を上る方法までマスターした。彼女はトコトコと階段を上って2階の手すりへ行き、そこから作業場で最も高い場所であるガレージのドアレールまで飛び移る。
そこが彼女の「お気に入りの司令塔」であり、高い位置から自分の領土である作業場を見渡しながら、静かに鳴いて職員たちを見守っている。
いつでも出ていける状態だがこの場を離れないヌードル
ヌードルは、入ってきたときと同じように、いつでも自由に外へ出ることができる。しかし、彼女は1年以上が経過した今も、この場所を離れようとはしない。
トルーマン市の公共事業局は今も忙しく働くガレージだが、そこには重機のエンジン音と共に、メンドリの穏やかな鳴き声が響いている。
ボロボロの状態で迷い込み、居候をはじめた1羽のメンドリは、今や職員たちにとって欠かせない「愛すべき仲間」となったのだ。
References: Wayward chicken wanders into city public works shop and makes it hers[https://www.kare11.com/article/news/local/land-of-10000-stories/wayward-chicken-wanders-into-city-public-works-shop-and-makes-it-hers/89-ab0d1275-c3fe-47d6-9277-61cd8533441a]











