ドラム式洗濯機の幅!ペルーに誕生した幅63cmの「世界で最も細い家」
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 土地が狭い日本では、その土地の形に合わせて工夫を凝らして建てられた極小ハウスや極狭ハウスなんてものがあるが、圧倒的細さの住宅がペルーに建てられた。

 最も細い部分の幅はなんと63cm、これは標準的なドラム式洗濯機(約60cm~65cm)とほぼ一緒である。

最も広い場所でも1.3mというのだから、シングルベッド用の毛布の横幅より若干短いレベル。

 この極細住宅は、「世界で最も細い家」として、現在ギネス世界記録への登録申請が進められているそうだ。

幅が63cmしかない極細の家

 場所はペルーの首都リマの北にある、ワラル郡アウカヤマ地区。リマからは車やバスで約1時間半ほどで着くらしい。

 この街で今、SNSやメディアを通じて急速に注目を集めているこの建物は、なんと幅わずか63cm、最も広い場所でも1.3mほどしかないそうだ。

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 家は2階建ての木造住宅で、内部にはバスルームやキッチン、寝室、書斎、そして洗濯用のスペースが備えられている。

 ドアを開けると、すぐ横手にバスルームがあるのだが、トイレとシャワーが同じ小さなスペースにあって、シャワーを浴びるとトイレも水浸しになりそうだ。

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 家の中に入ってみよう。まず出迎えてくれるのはタイから取り寄せたブッダを描いた工芸品に怪しい像。

 この家の建築中に地中から発見された、1953年頃のインカ・コーラの瓶に、「米から作られた日本酒」と説明されている、どう見ても中国のお酒の瓶。

 そして飾り棚の中には干し首の置物が並んでいるけど、これホンモノ?

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 この家のデザインを手がけたのは、コロンビア出身のファビオ・モレノ氏だ。

 彼は約10年前にペルーへ移住し、これまでにも観光施設として「逆さまの家」を手がけるなど、独創的な建築で知られている。

 もともとこの土地には、築約100年の古い建物があったという。

 しかし改修するにはコストがかかり、実用性にも欠けていたため、新たにまったく異なるコンセプトの建物を建てる方向へ切り替えたという。

これは細い構造ですが、発想はとても大きなものです。ペルーという国への敬意と愛情から生まれました。

私は自分の作品をこの地で形にしていこうと決めました。これからも、すべての創作は常にペルーのことを考えて行っていきます。

特注の家具と完璧に機能するファシリティ

 どう見ても廊下ほどの幅しかないが、こちらはソファを置いたリビングルーム。壁にかけられた絵やインテリアは、モレノ氏自ら選んだもの。

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 そして室内に置かれた家具の数々は、極細の家に合わせた極細サイズだ。 

市販の家具はほとんど使えませんでした。そのため、家の大きさに合わせたサイズのものを特注したり、自分で作ったんです

 とはいえ、この家の家具や設備はすべてが使うことを前提に設計されているという。

 シャワーからはちゃんとお湯と水が出るし、キッチンにはコンロや冷蔵庫、電子レンジまで備えられている。

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 ダイニングテーブルも細ければ、椅子は「とりあえず座れます」といったサイズ。

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圧迫感を取り除く至れり尽くせりのデザイン

普通ではないことをやりたかったのです。ありきたりではないもの、もっと先端を行くようなものを

 この建物の特徴は、単に細いだけではない。

 空間はすべてミリ単位で計算されており、「無駄がないが不足もない」状態を目指して設計されている。

 さらに、圧迫感を軽減するための工夫も施されている。

装飾については、各階の高さが約3mあるため、細くても縦方向に伸びるようなデザインを意識しました。

例えば首の長いキリンや象の装飾など、縦に長いモチーフがこの空間とマッチしています

 2回に上がると、細長い書斎スペースがある。なぜか日本語のマンガも置かれていたりする。

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 ベッドもやっぱり極細サイズだ。ただし、下から板を引き出して、その上にマットレスを乗せられるので、もう少し広いベッドになるそうだ。

 窓は大きくて採光は良いが、観光用の建物だけあってカーテンもブラインドもついていないのが、実際に住むことを考えると気になるところではある。

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観光スポットとしても人気に

 この家には既に観光客が千人単位で訪れており、SNSなどでも盛んに紹介されていて、人気スポットであるのは間違いない。

私はこの場所を観光地にしたかったのです。私はこれまでにも、ペルーのオクサパンパで「逆さまの家」を作っています。

今回も、従来の建築とは異なるものをアウカヤマで作りたかったのです。同時に、ペルーに新しい評価や注目をもたらしたいという思いもありました

 モレノさんが作った、オクサパンパの「逆さまの家」がこちら。

みんな思い思いに逆さま写真を楽しんでいる。

 もっともこのコンセプトの家は世界中に存在しているので、モレノさん独自のアイデアというわけではなさそうだ。

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 この家が広く知られるにつれ、現地のSNSでは素直な賞賛から安全性への心配、コロンビア人への複雑な感情など、さまざまな意見が寄せられていた。

  • きれいな家だね、世界で一番細い家
  • 美しい家だね。配置もよく考えられてる。賞をもらってもいいくらいだよ
  • これいいね。こんなことができるんだ。こういうのでいいんだよ。お金持ちじゃなくても、温かみがあって創造的な建築はできる。質の良さと質素さは別物だよ
  • この人コロンビア人なんだね。外壁の仕上げが気になるかな。周りはレンガむき出しの家が多い中で、ここだけカラフルで目立ってる
  • リマの家って全部コンクリートで庭もないのを見ると、やっぱり文化や知識の問題なんだろうなって思う。
    こんなに小さい空間でもちゃんと機能するなら、庭や裏庭を作る余地だってあるはずなのに
  • これだけ設備が整ってる家なら外国人用でしょ。ペルー人の多くは不法占拠みたいな形で住んでたり、高い値段で小さいマンションを買わされたりだ。ちゃんと働いて正規に家や土地を手に入れてる人はほんの一部だよ
  • リマの家の80%よりちゃんとしてるね。あっちは設備も整ってないし未完成の家も多いし。やっぱりペルー人じゃないと思ったらコロンビア人か
  • 家自体はきれいだけど、80歳とかになって動けなくなったらどうするの?1階に寝室が必要だし、病気になったら介護ベッドも必要になる
  • こんな狭い空間で暮らすのはかなりきつそう
  • どうやって自治体はこれに建築許可を出したの?
  • これは時限爆弾みたいなものだよ。構造的に見て地震に耐えられない。建築基準(RNE)にも違反してるはずだ。こういうのを褒めるべきじゃない。命を守れない建物だよ。ラテンアメリカはこういう意味のないことばかりして、予防を考えない
  • これは観光名所だよ。63cmの空間に誰が住めるのか、ちょっと考えればわかるでしょ。誰も住んでないってことは明らかだよ
  • 自分は閉所恐怖症だから絶対住めない
  • みんな、この家は観光用で、1泊とかするためのものでしょ。
    何年も住む家じゃないよ。製作者の目的はギネスだよ

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ギネス世界記録に登録されるのはまだ先になりそう

 現在、世界で最も細い家としてギネス世界記録に登録されているのは、ポーランド・ワルシャワにあるケレット・ハウス[https://www.guinnessworldrecords.jp/world-records/69291-narrowest-house]で、最も狭い部分は約92cmとされている。

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 それに対し、このアウカヤマの住宅は外寸で63cm、さらに内部の最狭部分はたったの約34cmなんだとか。

 ただし、ギネス世界記録についてはまだ認定には至っていない。現在、モレノ氏は申請のための書類を準備している段階だという。

 モレノ氏はこの家が「世界最細」と自信を持っているものの、ギネスに正式に登録されるのはもう少し先のことになりそうだ。

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 そしてこの建物には世界記録樹立の他、もう一つ別の目的がある。それはこの地域の観光振興だ。

 実際、現地にはすでに多くの観光客が訪れ、写真撮影などを楽しんでいる。入場料は子供8ソル(約370円)、大人12ソル(約550円)で、毎日見学可能だそうだ。

この家は、訪れる度に床の色や天井の仕上げ、インテリアが変わることがあります。常に新しい発見があるようにしているのです

 なお、モレノ氏は同じような家を建てたいという希望があれば、対応が可能だと話している。

 日本の極細の土地や猫の額のような区画、家を建てにくい形状の土地などでお悩みの方は、相談してみてはいかがだろうか。

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References: The World’s Narrowest House Is Only 63 Centimetres Wide[https://www.odditycentral.com/architecture/the-worlds-narrowest-house-is-only-63-centimetres-wide.html]

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