チャトラッシュ・ラブ!茶トラ柄の猫にだけを激しく愛する亀
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 多頭飼育崩壊から救助された亀は、猫の預かりボランティアをしている家に引き取られた。

 ネリーと名付けられたオスのリクガメは、人懐っこくて人間もほかの動物も大好きだったが、家にいる猫たちにあまり興味を示さなかった。

 ところがである。その家に新たな茶トラ柄の猫がやってくると豹変!

 チャトラッシュ!とばかりに猛スピードで駆け寄り、一途な愛情を示し始めたのだ。この後、新たに茶トラの子猫もこの家に預けられたのだが、同様に熱烈なアプローチを繰り広げている。

 亀徳湯の色彩感覚が関係しているのかどうかはわからないが、ネリーは茶トラ柄の猫が大好きなのだ。

リクガメ、茶トラ柄の猫にのみ愛情を示す

 アメリカに住むリクガメのネリーは、3年ほど前、多数の動物が劣悪な環境で飼育される多頭飼育崩壊現場から救助され、現在の飼い主であるエイミー・ハスクさんに引き取られた。

 ハスクさんの家に来た当初から、ネリーは好奇心旺盛で、人間や動物たちに興味を示していた。

 ハスクさんは、猫の保護団体「もし猫が世界を支配したら(If Cats Ruled The World Feline Rescue)」でボランティアをしており、猫たちを一時的に自宅で世話する「預かりボランティア」を務めている。

 そのため、ハスクさんの家には常にさまざまな子猫たちがいたが、ネリーは当初、猫に対しては素っ気ない態度で、あまり関心を示さなかった。

 しかし、ハスクさんが茶トラ柄の猫を新たに預かったときにすべてが変わった。

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 ネリーは茶トラ猫を見るやいなや、亀(ヘルマンリクガメかな?)とは思えぬ猛スピードで後を追いかけ、猫のそばにピタリと寄り添ったのだ。

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新たにやってきた茶トラの子猫にもチャトラッシュ・ラブ!

 ネリーにははっきりとして好みがあるようだ。

 他の猫との様子も観察したところ、白黒柄、三毛猫など、他の毛色の猫には目もくれず、茶トラのみ特別に愛情を注ぐという。

 最近、この保護団体は妊娠した母猫を保護し、ハスクさんが生まれたばかりの小さな茶トラの子猫「バート」を預かることになった。

 さてネリーはどのような反応を示すのだろう?

 やはりチャトラッシュ・ラブだった。

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  ネリーはバートの姿をみるやいなや、亀ならぬ速さでバートの元へ駆け寄ったのだ。

 バートはこれまで亀という生き物を見たことがなかったため、自分に向かって突進してくる不思議な甲羅の生き物に、当初は少し戸惑い気味だった。

 しかし、いずれネリーの情熱はバートに伝わることだろう。

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亀が茶トラ猫のみ愛する理由

 なぜネリーが、他の柄の猫には反応せず、これほどまでに茶トラの猫にだけを愛するのか?

 その正確な理由は、今のところ誰にもわからない。

 「私たちは、これがネリーなりの友情や愛だと信じています。あるいは、ネリーは自分の母親が茶トラだったと思い込んでいるのかもしれません」と保護団体の創設者であるクリスタル・ブライアントさんは語る。

 ちなみに、ケンブリッジ大学の研究(2016年)[https://www.cam.ac.uk/research/news/red-gene-in-birds-and-turtles-suggests-dinosaurs-had-bird-like-colour-vision]によれば、カメや鳥類は人間には見えない紫外線が見えるだけでなく、目の中に、赤い色素を含んだ小さな脂の粒が詰まっており、これが特定の光だけを鮮やかに通すレンズの役割を果たしているという。

 この「天然のカラーフィルター」を通すことで、赤やオレンジ色を、周囲の景色から浮き上がるほどクッキリと、まぶしいほど強調して認識できる。

 この「赤い色を特別に見せる力」は、鳥類とカメが共通の祖先から受け継いだもので、なんと恐竜時代よりも古い2億5,000万年も前から備わっている特殊能力なのだそうだ。

 野生のリクガメにとって、赤やオレンジ色は「熟した果実」や「美しい花」といった、生きるために欠かせない特別な色だ。

 ネリーにとって茶トラの毛色は、他の猫たちとは全く異なる、強烈に魅力的で愛おしい特別な色に見えている可能性もあるね。  

 もちろんカラパイアにこれまで紹介した記事の中には、他の毛色の猫と亀が仲良くしているものもあるので、ネリーだけが特別なのかもしれないけどね。

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