待望の芥川賞受賞後第一作! 心ふるえる5編の傑作小説集の画像はこちら >>

『共に明るい』(著:井戸川 射子)

第1詩集で中原中也賞を、初の小説集『ここはとても速い川』で野間文芸新人賞を、2作目となる『この世の喜びよ』で芥川賞を受賞――。多方面で才能を発揮する気鋭の作家・井戸川射子さんの待望の芥川賞受賞後第1作がついに刊行になりました!

本作は「群像」に掲載された5編をまとめた短編集。

早朝のバス、公園にある野鳥園、修学旅行先の五島列島、バイト先の工場の作業部屋などを舞台に、人の心の内に触れることで、「他人」という存在が繫がりたい「他者」に変容する瞬間を巧みに切り取っています。

井戸川さんの作品は、詩的かつ叙情的な文章の隙間から、「語られないもの」たちの存在があふれ出してくるのが魅力ですが、本作でもそれを存分に堪能することができます。

まだ井戸川さんの作品を読んだことがない方でも大丈夫! 入門編としても最適な、井戸川ワールドに耽溺できる作品集、ぜひご一読ください!

──文芸第一単行本編集チーム 中谷洋基


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■レビュワー

◎担当編集者

文芸第一単行本編集チーム


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■本の紹介

◎共に明るい

早朝のバス、公園の端の野鳥園、つきあってまもない恋人の家、島への修学旅行、バイト先の工場の作業部屋──。
誰もが抱える痛みや不満、不安、葛藤。
目に見えない心の内に触れたとき、「他人」という存在が、つながりたい「他者」に変容する。
待望の芥川賞受賞後第1作、心ふるわす傑作小説集。


  • - 主書名:『共に明るい』
  • - 著:井戸川 射子
  • - ISBN:9784065336489
  • - この本の詳細ページ:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784065336489
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