『コーヒーにミルクを入れるような愛』(著:くどう れいん)
6年前、くどうれいんさんのデビュー作『わたしを空腹にしないほうがいい』を手にしたとき、静かな衝撃を受けました。約80頁の文庫サイズ。
その後のくどうさんの活躍はめざましく、小説、短歌、絵本など活動の場を広げ、熱い支持を集めています。最新エッセイ集となる本書では、パートナーとの新しい暮らしや、作家専業となってからの日々が綴られます。少し風変わりな書名も、読めば微笑ましく納得していただけるはず……。
ところで、「自分らしさ」って何でしょうか。くどうさんのエッセイは読むたびに、自分らしさを大切にすることを教えてくれる気がします。例えばそれは、日々の生活を見つめてそこに言葉を見出すこと。そんな読者へのメッセージが、本書にもにじんでいるように感じます。
──文芸第一単行本編集チーム K.H
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■レビュワー
◎担当編集者
文芸第一単行本編集チーム
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■本の紹介
◎コーヒーにミルクを入れるような愛
ふたり暮らし。書くこと。前を見て進むこと。
日々の手ざわりがあざやかな言葉に変わる。
ロングセラー『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』に続く、注目作家の最新エッセイ集。
- - 主書名:『コーヒーにミルクを入れるような愛』
- - 著:くどう れいん
- - ISBN:9784065351949
- - この本の詳細ページ:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784065351949