『動物城2333』(著:荷午(かご)/王 小和(おうしょうわ) 下訳:阿部 禾律(かのり) 訳:島田 荘司)
二足で立つ動物の肖像画が目印のこちらの作品の舞台は、西暦2333年の動物王国の首都・動物城。人間と並ぶ知能を得た動物は独立を試み、それを受け入れられない人間との長い戦闘の後、冷戦状態の中で事件は起きます。
中国で刊行された奇想ミステリを、ゴッド・オブ・ミステリーの異名を持つ島田荘司さんが超訳したこちらの作品。魅力は、作品に登場するたくさんの動物たち。可愛らしい描写に癒やされる……と思いきや、本格ミステリの要素ももちろんたっぷり詰まった、異彩を放つ作品となっています。ぜひご一読ください!
──文芸第三出版部 關晴奈
*****
■レビュワー
◎担当編集者
文芸第三出版部
*****
■本の紹介
◎動物城2333
動物王国の首都・動物城一番の探偵・ブレーメンのもとに、ワニのネロ将軍がやって来た。人類から派遣された大使が殺害されたという。いち早く真犯人を見つけ、正しい手はずで公表しなければ、新たな戦争につながりかねない。ブレーメンはカエルのアグアとともに不可解な事件の調査に乗り出す。
- - 主書名:『動物城2333』
- - 著:荷午(かご)/王 小和(おうしょうわ) 下訳:阿部 禾律(かのり) 訳:島田 荘司
- - ISBN:9784065343869
- - この本の詳細ページ:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784065343869