世界中に愛されたアイドル動物、150年の歴史の画像はこちら >>

『中国パンダ外交史』(著:家永 真幸)

上野動物園にランランとカンカンが到着! 東京に行ったこともない小学生だった私も、そのニュースにはワクワクしました。あれから50年……日本も中国も変わりましたが、パンダへの私の愛は変わりません。

でも、こんなにパンダが好きなのは、日本だけではないのです。欧米もソ連もみんなが夢中。そこに中国の外交が生まれました。日中戦争下には蔣介石の妻・宋美齢がアメリカ懐柔のためにパンダを贈呈。冷戦下にはモスクワや北朝鮮に、そして現在の一帯一路構想ではインドネシアやマレーシアにも。では、微妙な関係の台湾にパンダはいるのでしょうか? 答えは本書をお読みください。

ロンドン動物園でパンダと対面した昭和天皇の満面の笑顔、上海雑技団で外貨を稼いだウェイウェイ、北京五輪「ビン・ドゥンドゥン」のメッセージなど、政治外交史を縦糸にしつつ、150年前に世界に「発見」されたパンダと人間の歴史をたどります。

──学術図書編集チーム 梶慎一郎


*****

■レビュワー

◎担当編集者

学術図書編集チーム


*****

■本の紹介

◎中国パンダ外交史

その姿に世界が魅了されて以来、近代国家・中国の輪郭は「パンダ外交」によって作られてきた。初来日から50年、異色の中国外交史。


  • - 主書名:『中国パンダ外交史』
  • - 著:家永 真幸
  • - ISBN:9784065297278
  • - この本の詳細ページ:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784065297278
編集部おすすめ