『中学校の授業でネット中傷を考えた 指先ひとつで加害者にならないために』(著:宇田川(うだがわ)はるか)
きっかけは毎日新聞の記事。開成中学で2011~12年に行われた、ネットの誹謗中傷を考える授業のレポートでした。
担当の神田邦彦教諭からの問いかけに、生徒たちは思考をめぐらせ、自分なりの言葉で応えていきます。なかには、読む側がハッとさせられる鋭い発言も。授業後に生徒たちが書いた考察も掲載していますが、この考察がまた、生徒たちの思考の深さを感じさせます。
最終章では、ネット中傷で自ら命を絶った木村花さんの母・響子さんが千葉県の小学校で行った授業のようすも収録。ネットの誹謗中傷はなぜ起こり、どうすればなくせるか? あらためて考えさせられる1冊です。
──児童図書編集チーム 中田雄一
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■レビュワー
◎担当編集者
児童図書編集チーム
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■本の紹介
◎中学校の授業でネット中傷を考えた 指先ひとつで加害者にならないために
ネット上の誹謗中傷はなぜ起こるのか? どうしたらなくせるのか?
現代社会に忽然と姿を現し、いまだ解決の糸口さえつかめていないこの大きな課題に対して、開成中学の生徒たちは、神田先生とともに真剣に考え、議論を戦わせた──。
- - 主書名:『中学校の授業でネット中傷を考えた 指先ひとつで加害者にならないために』
- - 著:宇田川(うだがわ)はるか
- - ISBN:9784065322437
- - この本の詳細ページ:https://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784065322437