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*日本の海洋研究開発機構(JAMSTEC)および筑波大学と

 

【大阪2025年9月26日ANSA=共同通信JBN】2025年大阪・関西万博のイタリアパビリオンでは、イタリア最大の公的研究機関である国立研究評議会(National Research Council、CNR)が関与する2つの新たな協定の締結が行われました。

最初の覚書は海洋研究開発機構(JAMSTEC)と、2番目の覚書は筑波大学と締結されました。


 

このイベントは、2025年大阪・関西万博のイタリア政府代表(Commissioner General)であるマリオ・バッターニ(Mario Vattani)氏によって開会されました。

 

JAMSTECとの協力覚書(MOC)は、2024年10月29日に開催された会議の後に行われた取り組みの成果であり、その会議では、国立研究評議会の国際関係ユニットがJAMSTECの代表団を迎え、共通の関心事に関する体系的な協力の基盤を構築しました。

 

この協定は、共同プロジェクト、研究者の交流プログラム、海洋学、海洋地球物理学、気候モデリングの分野における共同活動の展開、および共通インフラの利用に関する2国間協力の強化が盛り込まれています。

 

CNRのDepartment of Earth System Science and Environmental Technologies(地球システム科学・環境技術部門)のディレクターであるFrancesco Petracchini氏は「この協定により、研究者の交流や新たな共同プロジェクトの立ち上げにおいて私たちの協力関係が向上され、促進されるでしょう」と述べました。

 

Petracchini氏は「私たちはこの協定を固く信じており、将来的には、新たなプロジェクトを開始し、深海、気候変動、生物多様性など多くの重要なテーマやプログラムに関するデータと情報を共有できるようになると確信しています」と付言しました。

 

JAMSTECからは、理事の小平秀一プロフェッサーが代表として出席しました。

 

一方、筑波大学と締結した覚書は、共同研究プログラム、訪問、人的交流を通じて共通の関心のある研究分野での科学協力を促進するとともに、戦略的イニシアチブの展開のための共通プラットフォームの構築を目的としており、CNRのResearch Institute for GEO-Hydrological Protection(水・土砂災害対策研究所)と筑波大学の生命環境学群の間で20年以上にわたって続いてきた協力関係を強化するものです。

 

筑波大学からは、生命環境学群の内田俊太郎プロフェッサーが代表として参加しました。

 

CNRのDepartment of Earth System Sciences and Technologies for the Environment(CNR-DSSTTA、地球システム科学・環境技術部門)がイタリアパビリオンで主催したイベント「Knowledge as the key to protection(保護の鍵としての知識)」の一環として、イタリアと日本の専門家が集まり、生物多様性、海洋、極地、気候変動、自然災害という5つの主要な環境テーマについて議論しました。

 

さらに、展覧会「Liquid Cartographies(液状地図学)」では、「environmental memory(環境記憶)」というテーマが芸術的観点から探求され、Elena Bellantoni、Elena Mazzi、Pamela Pintus、Mariagrazia Pontornoらアーティストによる6点のオーディオビジュアル作品を展示し、記憶、旅、衝突​​と変容の境界としての海という課題に焦点を当て、さまざまな芸術的ビジョンのモザイクとして、9月19日金曜日の1日を通して上映されました。

 

このイベントには、Department of Chemical Sciences and Materials Technology(化学・材料技術部門)のディレクターであるLidia Armelao氏、CNRのDepartment of Earth System Sciences and Technologies for the Environment(地球システム科学・環境技術部門)の機関連携業務責任者であるMaria Elena Martinotti氏、東京のイタリア大使館の科学技術担当官Gianluigi Serianni(ジャンルイージ・セリアンニ)氏も出席しました。

 

ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka





 
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