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*大阪・関西万博でのショーは大成功
【大阪2025年9月26日ANSA=共同通信JBN】「サローネサテリテ・パーマネントコレクション1998-2025(SaloneSatellite Permanent Collection 1998–2025)」展は、2025年大阪・関西万博のイタリアパビリオンに大観衆を集め、幕を閉じました。
このショーは、イベントの創設者であり創造的原動力であるマルバ・グリフィン(Marva Griffin)氏がキュレートを手掛けました。
ショーは、数十万人もの来場者を魅了しました。
展示されたのは、1998年から2025年にかけて世界中の若い才能が生み出した47点のデザイン製品です。これらのデザイン製品は、35歳以下のデザイナーに特化した本展示会の歴史を作ってきた作品の中から選ばれました。また、本展示会はミラノ国際家具見本市(Salone del Mobile.Milano、通称「ミラノサローネ」)の一環として毎年開催されています。
日本のデザイナーたちには特に注目が集まりました。その多くがサローネサテリテで最初の一歩を踏み出しました。その中には、今日イタリアと日本の密接でクリエーティブな結びつきを証明する国際デザイナーをリードする佐藤オオキ氏(nendo)、田村奈穂氏、氷室友里氏が含まれます。
マルバ・グリフィン氏は「サローネサテリテは、キャリアをスタートさせたばかりの世界中の新進気鋭デザイナーにとって、常に基準となってきました」と振り返り、1998年に創設されたこの展示会は「60カ国以上から1万6000人を超えるデザイナーを迎えました」と述べました。そしてグリフィン氏は、日本はサローネサテリテ・アワードの受賞者数と参加デザイナー数の両方で世界最多であり、この展示会の中心的な役割を担っていると強調しました。
キュレーターのグリフィン氏は、2024年にスタジオ「SUPER RAT」を設立した大阪生まれのデザイナー長澤一樹氏について、「同氏の作品はここイタリアパビリオンで展示されています」と述べました。長澤氏は、2025年サローネサテリテ・アワードで最優秀賞を受賞しました。
グリフィン氏は、大阪で開催された「パーマネントコレクション1998–2025」は「日本の人々の好奇心、サローネサテリテでキャリアをスタートしたデザイナーたちの存在、そしてこれからサローネサテリテに登場するであろうデザイナーたちの将来性に触発され、新たな対話を生み出しました。私は今回のショーを大変誇りに思うと同時に、この展示会が引き起こすジャーニーに胸を躍らせています」と締めくくりました。
ミラノサローネのマルコ・サベッタ(Marco Sabetta)最高運営責任者もグリフィン氏の熱意に共感しました。サベッタ氏は「サローネサテリテ・パーマネントコレクションが2025年大阪・関西万博で日本デビューを果たしたことは、国際的な創造性とイタリアの制作活動への魅力的な洞察をもたらしました」と述べました。サベッタ氏は、人々の反応がこのプロジェクトの使命を裏付けたと強調し、「イタリアパビリオンで出会った熱意は、私たちの使命の価値を裏付けています。それは若い才能を産業と文化につなぎ、ミラノと日本の架け橋を強化することです」と述べました。
本展示会の終了にあたり、サローネサテリテが何世代にもわたるデザイナーたちが羽ばたく出発点となり、世界規模での文化的・創造的交流の特別な場としての役割を持つことが確認されました。
ソース;General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka