汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は南区にある世界遺産『東寺』。その境内の一角、宝蔵にある鬱蒼とした柳の木。
11月の花札にも描かれた書道の神・小野道風ゆかりの柳
南区、九条通沿い。平安遷都に建立された世界遺産・東寺。平安京造営の頃、延暦15年(796年)桓武天皇により創建。皇居から南に延びる朱雀大路の南端に、都への入り口として羅城門、その東に東寺、西に西寺(現在はありません)の官立寺院として建立。
その後、嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下賜され、真言密教の根本道場に。真言宗総本山のお寺。




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で、よくよく花札を見ると、京都に本社構える会社『任天堂』の前身『丸福』時代の花札ですかね。現在では玩具やコンピューターゲームの会社として知られる任天堂ですが、元々はトランプや花札のメーカーであったことは有名な話。
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小野 道風は平安時代前期から中期にかけての貴族・能書家。そして、六道珍皇寺『冥土通いの井戸』でもおなじみ、閻魔大王の役人として知られる小野篁の孫でもある人物。
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その逸話として、自分の才能に悩み書道をあきらめかけていた頃、道風が散歩に出かけると、柳に蛙が飛びつこうと、繰りかえし飛びはねている姿を目撃。道風は全く飛びつけるはずもない距離に、ダメだろうと思って見ていると、たまたま吹いた風が柳をしならせ、到達する蛙。道風は自分が蛙ほどの努力をしていないことに気づき、さらに書道に精進するきっかけを得たという。この逸話が江戸時代の浄瑠璃『小野道風青柳硯』でも広まり、さらに第二次世界大戦以前の日本の国定教科書にも載せられ多くの人に広まり、花札にも描かれるように。
この時はアオサギばかりで蛙は見かけませんでしたが、花札と東寺が結びついた面白い発見でした。
詳細情報
名称:東寺(教王護国寺)住所:京都府京都市南区九条町1
電話番号:075-691-3325
関連サイト:http://www.toji.or.jp/