各大学で大学祭が催されるこの時期、芸術系大学では日本最古の歴史を持つ「京都市立芸術大学」でも芸大祭が開催されました。2024年度のテーマは「イドバタ大会議」。
新たな井戸端的コミュニティになって欲しいという学生たちの想いがふんだんに込められていましたので、その様子をご報告します。
京都市立芸術大学の大学祭
令和5年(2023年)に、京都洛西・沓掛から京都駅エリアに全面移転した京都市立芸術大学。移転2年目の本年、第2回となる大学祭「芸大祭・イドバタ大会議」が開催されました。

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芸大祭を、ゆるやかな対話の場、井戸端的な新たなコミュニティになって欲しいという学生さんたちの想いが込められています。
伝統に裏打ちされた新たな創作と表現

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学生独自のテーマが光る展示アート

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フラット展

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「わたしといぬ展」&有志展

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現代風の作品の随所に伝統工芸の技術がふんだんに使われているので奥の深い展示でした。
COCO展

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総じて完成度が高く、この展示室を通ることが一番時間を要した方は多かったと思います。
書道部展

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物販ブースも充実

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キリバコーヒーとは?「純喫茶タネ」

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そんな中、特に話題だったのが「純喫茶タネ」の「キリバコーヒー」でした。

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聞きなれない名前ですが「キリバ」という豆の種類でしょうか?

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まず木箱はコーヒーを飲み終わった後も使用が可能で、また350mlの缶コーヒーを納めれば何度でもキリバコーヒーを楽しめます。
さらに木箱の蓋に空いているストローの穴は、なんと注文を受けてから店主が自らドリルで開けるというこだわりよう。
無理を承知でカウンター裏の作業場を見せてもらいましたが、プロ仕様の本格的なドリルがあらわれました。
まさに牛刀割鶏。
このドリルも、まさか自分がストローの穴を空ける用途で使用されるとは思っていなかったのではないでしょうか?
地域に開放された必要不可欠な芸術大学

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地域の発展に必要不可欠な大学であり続けようとしている京都市立芸術大学。
そんな同大学の大学祭のテーマが「イドバタ大会議」というのはとても頷けました。
京都市立芸術大学では大学祭の他に、春先には作品展なども開催されます。
イベント盛りだくさんの大学ですので、ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?
基本情報
<京都市立芸術大学 芸大祭2024「イドバタ大会議」>◇開催日時
2024年11月1日(金)~3日(日)(※本イベントは終了しました)
各日10時~19時
※最終日のみ、作品展示・模擬店は17時まで
◇会場
京都市立芸術大学(A~D棟)
◇入場料
無料
アクセス
◇所在地〒600-8601
京都市下京区下之町57-1
京都市立芸術大学
◇電車
・JR/地下鉄烏丸線/近鉄京都線:京都駅より徒歩5分
・京阪:七条駅より徒歩10分
◇バス
・市バス:塩小路高倉・京都市立芸術大学前より下車すぐ
◇車
・ナシ
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