発酵で健康!京都発酵食品部です☆今回は東山区三条通り沿いにある、創業300年の老舗こうじ店直営カフェ。味噌や甘酒など蔵元ならではなメニューが楽しめ、京風白味噌雑煮もいただける。
京風白味噌雑煮がいただける味噌蔵直営の発酵カフェ
地下鉄東山駅から三条通りを東へ。
以前にもご紹介したことのある舞鶴で創業300年を誇る老舗蔵「大阪屋こうじ店」直営の発酵カフェ。寛永年間、もともとの創業の地大阪から京都舞鶴に移り、屋号を“大阪屋”とつけたんだとか。
この日はこちらの京風白味噌雑煮を食べにやってきました。
まあお正月ということもあり、蔵元が提供するお雑煮とはどんな具合なんだろう、と興味津々で。他にも市内にはこの時期白味噌仕立てのお雑煮を提供するお店、甘味処を中心に何軒かありますが、こちらでは蔵元直営ということで通年お雑煮がいただけます。
温かみある雰囲気の店内。奥には坪庭もあり、植栽も楽しめます。カエデの木みたいで、すでに葉は散ってますが。
メニューチェック。昼時ということもあり、ランチ使いに来られている方も。こんな発酵食の定食いろいろ。お味噌の使い方もバリエーション豊か。和風一辺倒ではなく、ホワイトソースがわりに味噌を使い、グラタン仕立てにしたり。
お味噌や麹、甘酒なども店頭で販売されてます。
で、今回のお目当てはこちらのお雑煮。お餅の数によってレギュラーサイズと大があり。レギュラーは2個、大で3個。今回はレギュラー605円(税込)を注文。
ほどなくして登場のお雑煮。赤い塗りのお雑煮椀に入っています。
お店では最も減塩の味噌使用。こうじを贅沢に使用した『京風白味噌』。
添えられたのは、椎茸のからし漬け。こちらもこうじ使い。
店内にあるマガジンラックには発酵食にまつわる書籍がいろいろ揃い、思わず読みふけって情報収集しながら頂くことに(笑)
わりと白味噌は甘味少なめであっさりとした味わい。よく白味噌の甘さがニガテ、という人には最適のような。出汁の鰹節の味がかなり効いていて、これまで食べてきた白味噌雑煮とは、ちょっと一線を画すような。甘味処のお雑煮と蔵元のお雑煮のちがい、ということでしょうか。
具材はシンプル。丸餅のみ。
よくよく見ると、お正月ということなのか、わかですが金粉がちりばめられていました。お餅はよく伸び、美味しいお餅でした。
何気にこのからし漬けが絶品。椎茸の旨味が噛むごとに拡散し、それを正月ボケの身体をキリリと呼び覚ます辛さの辛味、ふんわり麹の甘み。これはお酒のアテとしてもかなりいい美味しさ。
こんなふうに店頭の冷蔵ケースに味噌各種あり。白味噌も2種類あり、少し塩分高めのものと、この京風白味噌の2種類。こちらでは通年白味噌を販売されていますが、やはりこの時期に買い求めるお客が多いそうです。
旅行で来られ、京風白味噌雑煮を食べてみたい方にはうってつけ。そして、発酵食品使いで美容や健康にもよしのいいことづくめ。ぜひ、お試しあれ。
糀屋カフェ への口コミ