今回紹介するのは、とっても気軽にチャレンジできる御朱印めぐり。すべての寺社が新京極商店街にありますので、2時間程度あれば十分に回ることができます。
「新京極八社寺めぐり」とは?
三条から四条までの約550mの新京極商店街には、7つの寺院と1つの神社があります。その八社寺をめぐって御朱印をいただくのが「新京極八社寺めぐり」というイベントです。
通年で行われていて特にルールもありませんので、好きな時に八社寺を参拝して、御朱印をいただくことができます。via 藤花アーケードのある新京極商店街を北から南に(南から北に)歩いて回るだけなので、雨の日でも全然OK!
可愛いオリジナルの御朱印帖も販売されていて、初めての御朱印集めにもおすすめです。

では新京極八社寺を紹介しましょう!
新京極八社寺について
今回は、三条通りから新京極商店街に入って八社寺をめぐりましょう。三条商店街から南に折れると通称「たらたら坂」というなだらかな下り坂があります。
その先の広場に面して建っているのが誓願寺です。
誓願寺

平安遷都と共に京へ移転し、豊臣秀吉の京都大改革で現在地に移りました。
かつては約6500坪もの広大な寺領を誇る寺院でした。
何度も火災に遭い、その度再興されてきた誓願寺の現在の本堂はコンクリート造りです。
ご本尊は阿弥陀如来で、新京極通りからも本堂の大きな阿弥陀如来座像が見えます。

誓願寺の住職・安楽庵策伝という人が落語の祖といわれたことから「落語発祥の地」としても知られ、毎年10月の「策伝忌」には奉納落語会が行わています。

迷子や落とし物を探す人と拾った人がそれぞれ石柱に紙を貼っていました。


節分限定の御朱印
via 藤花誠心院

こちらの寺院も秀吉の京都改革の際に現在地に移転しています。
初代の住職が和泉式部で、彼女が晩年を過ごしたことから「和泉式部ゆかりの寺」として知られています。

和泉式部の和歌が書かれたきれいな御朱印もおすすめです。

西光寺寅薬師

入口は、お店とお店に挟まれた小さな門。
うっかりすると見逃してしまいそうです。

西光寺の通称を寅薬師といいますが、これはご本尊阿弥陀如来像の右わきに安置されている寅薬師如来に由来しています。

寅年の守護仏である寅薬師は、開運招福や無病息災などのご利益もあるとされています。
蛸薬師堂永福寺

たくさんの奉納提灯が目印です。


京極三社稲荷のお守り
via 藤花本堂前には撫でるだけで病気が治るという「なで薬師」、本堂裏には京極七福神・京極三社稲荷など狭いながらも見どころたっぷりです。安養寺倒蓮華

蛸薬師通りに面した安養寺入口
via 藤花安養寺は通称を倒蓮華寺(さかれんげ)といいます。これは、ご本尊阿弥陀如来の台座の蓮華が逆さになっていることに由来しています。

これは女人は業が深く蓮華をさかさまにしないと極楽往生できないためにわざと蓮華を逆さにしたらしく、女人往生の寺と言われています。
女人は業が深い、という点には納得できませんが、昔のことなので仕方ありませんね。

善長寺

天然痘平癒・疱瘡平癒のご利益があるとされ、「くさがみ様」として親しまれているお寺です。

でも私は過去2回お参りしましたが、タイミングが悪くいまだにいただけておりません!

錦天満宮

新京極八社寺で唯一の神社です。
いつも参拝客でにぎわっていて、からくりおみくじや紙芝居ロボット、京の名水・錦の水など見どころがたくさんあります。

境内にはつやつや美しい撫で牛もいらっしゃいます。

両側のビルに埋まっている寺町京極と新京極の間にある石鳥居も見逃せません!


染殿院

新京極通りから境内に入ると、とてもあま~い香りが…。
実は四条通からの染殿院入口は、甘栗で有名な林万昌堂さんのお店に隣接、というかお店の奥にあるのです。


左上にはQRコードが貼ってあるのですが、それを読み取ると…。
後は御朱印をいただいてからのお楽しみです。

新京極商店街には、カフェやアパレルショップ、雑貨屋さんなどもありますので、お参りの途中で寄り道するのも楽しいですよ。
またお寺によってはご住職がお留守の場合もありますので、御朱印は少しずつ気長に集めるのがおすすめです。
もし初挑戦ですべての御朱印がゲットできれば、すごくラッキー!
運試しでチャレンジしてみては?
公式サイト:
https://www.shinkyogoku.or.jp/gosyuin/index2.html