八坂神社前、ランチタイムは大行列の人気店「京の米料亭 八代目 儀兵衛」。ですが「八代目儀兵衛」の真骨頂に夜にあり。
八坂神社前の有名店
京都祇園のランドマーク、八坂さんと呼ばれ親しまれている八坂神社。日中は本当に多くの観光客も訪れる、京都随一の人気スポット。

ランチタイムには、圧倒的に美味しい土釜たきご飯を求めて、長蛇の列ができることもで有名。


昼間とは違って、ダウンライト気味で大人な雰囲気が漂います。
ランチは基本予約不可ですが、夜は予約制なので待たずにいただけます。
※ランチは一回転目のみ予約可
米が主役の会席料理

・米酒オリジナルライスワイン
・粥八穀米を使った如月のお粥
・米菜如月の前菜とお米のソースを京野菜に添えて~銀シャリパンとともに~
・鮨儀兵衛の「鮨米」で握った鮨
・米八寸季節の彩りを儀兵衛のお米に添えて
・口直し祇園料亭米「翁霞(おきなかすみ)」を炊くお水をひとしずく
・瞬米銀シャリの誕生
・米主菜土鍋炊飯釜「Bamboo!!」で炊いた銀座料亭米「翁霞」の銀シャリごはん
・如月の御飯のお供
盛り合わせ一口お造り五種盛り、お魚料理のお供 お肉料理のお供、ちりめん山椒、塩海苔、香の物 お味噌汁
・おこげ鯛を使ったおこげの出汁茶漬け
・甘み米如月の米甘味とお抹茶

お米を極限まで削り落とした米酒、いわゆる日本酒ですが、びっくりとするほどフルーティで酸味が効いた味わい。
言われないとワインだと思う人も多いと思います。

雑穀が米文化のはじまりということで、コースの始まりとかけてだされます。


へしことは、鯖などの魚を塩漬け、米糠に漬け込んでつくるため、糠の部分で米とつながっています。

野菜やキノコの美味しさを際立させてます。
また米を練りこんだパンもだされるので、美味しいソースも最後まで頂けます。
ソースだけでも売ってほしいくらいの完成度でした。

お寿司用の粒が大きくて粘りの少ない鮨米を使っています。
雲子の軍艦、稲荷寿司、恵方巻です。
菜の花のからし和え、りんごのガリも添えられています。

またりんごのガリが絶妙な酸味と甘み、シャキシャキ食感で新発見の美味しさでした。

酒器は自分で選べます。

・河豚を使ったかぶら蒸しと餅米
・琵琶湖産の氷魚、梅肉のおろし
・牡蠣のしぐれ煮のおむすび。
・イワシの燻製オイルサーディン。


芯が少し残った状態で、とても香りが豊か。
お米からごはんに変わる瞬間です。

ちなみに、お茶碗も自分の好みのものを選ぶことができます。


蓋をあける緊張の瞬間。

なんとも言えない多幸感に包まれます。



少し大袈裟ですが。日本に生まれてよかったと再確認しました。
甘さ、白さ、ツヤ、粘り、食感、のど越し、香りを出すため、独自に3種類のお米をブレンドされているそうです。


上段はお造り、左からイカとあん肝ソース、貝柱とキャビア、ヨコワの山掛かけ、鯛とカラスミ、はまち。
下段から、牛タンの低温調理、イクラ、甘鯛。
これだけごはんのお供があると、ごはんがいくらあっても足りません(笑)



パリパリと美味しい。

柔らかい鯛の身とおこげ、食感のコントラストがいいですね。塩昆布もいい役割をこなしています。

水物も大福だったりとお米つながりでぬかりなく。

色物ではなく、試行錯誤を繰り返し、計算されつくさえた完成度の高さ。
お米ってこんなに美味しいんだ、こんな食べ方があるんだと、終始驚きの連続でした。
ランチだけでだけではなもったいない、儀兵衛の真骨頂はディナーのコースにあり。
ぜひ予約して伺ってください。かなりおすすめです。
店舗情報
店名:京の米料亭 八代目儀兵衛住所:京都市東山区祇園町北側296
電話番号:075-708-8173
営業時間:11:00 ~ 15:00 ※14:00(L.O.) / 18:00~21:00
http://www.okomeya-ryotei.net/