春になって鮮やかな霧島つつじが真っ赤に映えるのが待ち遠しい長岡天満宮のお膝元の商店街で、まるでハイキングの途中に出会った山小屋のような素敵なパン屋さん。店主もまた春を感じさせるようなほんわか素敵なマダムでした。
長岡京のレトロ可愛いパン屋さん
阪急長岡天神降りてすぐ
セブン商店会は阪急長岡天神から北に続く、7の形をしたセブン通りを中心とした周辺の、現在74店舗からなる商店会です。かなりの広範囲に亘りますが、商店ばかりではなく、周りにマンションや住宅が多数混在する特徴的な商店街です。
パン+焼き菓子のお店harru
阪急長岡天神側から閑静な住宅街でもある商店街を北上し、かなり奥の方から西に入ったところに歩を進めると、まるで登山かハイキングに来た途中で見つけた山小屋のような雰囲気のパン屋さんがありました。小窓から素敵なマダムがちょこんと顔を出して迎えてくれます。「パン+焼き菓子のお店harru」の店主・春山美穂(39)さんです。
長岡京市では珍しいスタンド式
長岡京市では珍しいスタンド式のパン屋さんにつけられた小窓は、山形にあった春山さんのおばあちゃん家の昔懐かしい障子窓を移築したのだそう。時々西山から吹き下ろす風のいたずらで閉まってしまうのが難点なのだとか。自然が大好きで、いつか日本百名山に登ってみたいという春山さんは実は山ガール。2018年3月30日に「美味しいパンや焼き菓子を持って思わず山に出かけたくなるようなお店を開きたい」と開店しました。ショーケースには、そんな春山さんの思いがいっぱいつまったパンたちがズラリと並びます。
ハード系のパンが多め
harru の名の由来は 「春を感じるあたたかい気持ちを皆様に。よりみちしたくなるお店、ここからどこかに羽ばたきたいなぁと思っていただけるようにharru(はるぅ)と名付けた。」と言います。パンは、筆者のようなハード系のパン好きにはたまらないラインナップです。
ハード系パンと焼き菓子
全粒粉のかたいパン、ほうじ茶あんぱん(喜久春さんのほうじ茶あん使用)、クレームショコラ(自家製クリームとクーベルチョコ)、アーモンドショコラ、くるみとナッツのざくざくボール。春山さんは、「今は子育てがあるので、登山に出かけられないけど、いつか行きたいとの思いを込めて、行ったときの食べ物をせっせとつくっています。」と話します。筆者のおすすめは何といっても焼き豚パン、自家製ハードパンに絶妙なバランスの焼豚をはさんで、噛み心地もよい、おなかいっぱいになれる幸せサンドです。
人気の看板バーガーのメンチカツバーガーは、別名ぎゅーぎゅーバーガーで、包み紙を開けたらカツもトマトも人参のラペもぎゅーぎゅーに入っています。

プレゼントにも喜ばれているという、くるみとナッツのざくざくボールは、甘すぎず、ざくざくした食感がほんまにくせになります。
3月からは、いちごを使ったパンと焼き菓子、ベリーのマフィンなどが続々登場するそうで、楽しみですね!

数量限定のランチボックスが人気
限定5食の予約必須の人気メニューがランチボックス。パンが3種類とお惣菜が入っています。「ピクニックに行ってあけたときにわぁ~美味しそう!となることを想定して、たっぷりボリューミーなところがおすすめ」なんだそう。 そんな春山さんのもう一つの顔は、セブン商店会の広報担当として、YouTubeのリポーターとしても活躍しています! 登山がしたいとの思いと同時に、街づくりにも興味があると言います。「新しい観光スポットをつくりたい。店舗情報
店名:パン+焼き菓子のお店 harru営業時間:075-959-7199
住所:京都府長岡京市長岡2-15-14
営業時間:10~15 時
営業日:火曜・金曜のみ
※詳細はインスタグラムをチェックパン+焼き菓子のお店harru instagram