京都に数多くある紫陽花の名所では、とても素敵な景色が楽しめます。でも人気のスポットは人が多すぎてゆっくりできない…とお悩みの方に、今回は絶対おすすめの紫陽花穴場スポットを紹介します。
静かな境内に紫陽花と青もみじ、桔梗が美しい智積院
via 藤花智積院は真言宗智山派の総本山で、東山七条にある寺院です。東大路通と七条通が交差する位置にある壮重な総門が目印。
阿弥陀ケ峰を背景とした広い境内を持つことで知られています。
桔梗と青もみじの参道
総門の少し南にある参拝者入口から入ると、参道の両脇には上品な紫の花びらが美しい桔梗。桔梗は6月半ばごろから咲き始め、9月上旬から中旬まで楽しめます。

清々しくてきれい、それにとっても静かです。
交通量の多い東大路通からそれほど離れていないはずなのに、不思議。

五色の幕がきれい。
ご本尊にご挨拶をした後は、金堂の裏へ行ってみましょう。

かわいい紫陽花と金堂とのコラボ

ブルーやピンク、紫の優しい色合いの紫陽花が所狭しと咲いていて、とても可愛い。
例年の見ごろは、青葉まつりが行われる6月中旬。
見に来られる方は比較的少なく、特に拝観開始直後は、独り占めできる可能性大ですよ。

宝物館と名勝庭園
智積院へ行くなら、ぜひ宝物館と名勝庭園も見ておきましょう。宝物館には、国宝の「桜図」「楓図」をはじめ、貴重な宝物を間近で見ることができます。
講堂の大書院前には「利休好みの庭」といわれる名勝庭園。
目の前に広がるお庭を見ながら、静かな時間を過ごす贅沢さ。そんなオトナな京都の楽しみ方もおすすめです!

智積院の基本情報
・住所 京都市東山区東瓦町964・拝観時間 9:00~16:30(16:00受付終了)
・拝観料 一般500円/中高生300円/小学生200円
有料エリア 名勝庭園(大書院・講堂)宝物館
アクセス
・最寄り駅 京阪「七条」駅 徒歩約10分
・バス 「東山七条」 徒歩約3分
https://chisan.or.jp/
東寺の近くにある素敵な紫陽花スポット!六孫王神社

源経基は、清和天皇の六男の孫だったことから六孫王と呼ばれていたそうで、これが神社名の由来だとか。
桜の名所としもて知られ、シーズンには多くの参拝者が訪れるのですが、紫陽花の頃の人出はそれほど多くありません。

満開の頃はそれはそれは美しいらしく、でもまだ私は見ていないので、想像するしかない!

六孫王神社の紫陽花
六孫王神社の紫陽花は、境内を囲むように咲いていて、朱の灯籠と鳥居とのコントラストがきれいです。境内にも可愛い紫陽花が咲いていますよ。


京都駅南周辺を観光するときにはぜひコースに入れてみてくださいね。
六孫王神社の基本情報
・住所 京都市南区八条町609・境内自由
・境内無料
アクセス
・最寄り駅 JR/近鉄/地下鉄「京都」駅 徒歩約15分
・バス 「六孫王神社前」徒歩約1分
1日中でも眺めていたい一乗寺詩仙堂の紫陽花

特に詩仙堂は、いつ行っても静かで心落ち着く素敵な寺院。
紫陽花の季節は、庭のあちこちに咲く紫陽花と苔の緑が心を癒してくれます。
鹿威しの音が響く庭園

交流のあった狩野探幽が三十六詩仙の肖像画を描き、この邸の一室に掲げたことから詩仙堂と呼ばれたそうです。
周囲を自然に囲まれた詩仙堂の庭園は、鹿威しの音が響く中、ゆっくりと散策することもできます。
詩仙堂の紫陽花

お庭の苔じゅうたんには、可愛いお地蔵様が何体もいらっしゃって、ニコニコとほほ笑んでおられる姿を見ていると自然と笑みがこぼれてきます。

時にはこんな時間を作ってみることも大切なのかもしれません。

詩仙堂の基本情報
・住所 京都市左京区一乗寺門口町27・拝観時間 9:00~17:00(16:45受付終了)
・拝観料 大人700円/高校生500円/小中学生300円
アクセス
・最寄り駅 叡山電車「一乗寺」駅 徒歩約15分
・バス 「一乗寺下り松」 徒歩約7分
https://kyoto-shisendo.net/
最後に...
雨の季節を彩る紫陽花は、心に潤いを与えてくれる素敵な花です。しっとりと雨に濡れた紫陽花や陽の光を存分に浴びて輝く紫陽花。
どんな紫陽花も私たちに感動を与えてくれます。
今回紹介したスポットは、今のところまだ穴場に近い状態です。
今や京都市内どこも人だらけとなりつつありますが、今年の6月はぜひ紫陽花穴場スポットでゆっくりと癒しの時間をお過ごしください!