【京都上桂】こんなに食べて750円！50年続く食事処「しば」

2021年03月05日(金)20:00

西京区・上野橋たもとにある「しば」は、創業50年からなる食事処。安くてボリュームのある定食で知られるお店だ。

創業1969年、古き良き食事処

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「しば」は上野橋南詰にあり、交通量の多い道路に面しているので、一度は目にしたことがあるだろう。年配のご主人と女将さん、息子さんとおぼしき男性の3人で切り盛りしている。

古くからの常連が多く、昼飯時は満席になるほど賑わう店内は、時間の経過を感じるが清潔に保たれている。窓からの光が明るく、すっきりしていて気持ちよくくつろげる。

壁には、西京警察署からの感謝状が数枚貼られている。「長きにわたり西京警察署留置施設の給食を担当され、適正な留置管理業務の推進に多大な貢献をされました」と書かれており、留置所収容人の胃袋も満たしてきたのがわかる。地域貢献も担っている食堂なのだ。

手書きのメニューに数多くの料理が並ぶ

しばの最大の特徴はメニューの多さにある。定食、麺類、丼、うどんにラーメン、スパゲティもあり、ざっと数えただけでも40種類以上あるだろうか。家族経営で回しているとは思えない豊富な品数だ。店内飲食のほか、弁当としてテイクアウト対応もしている。

日替わり洋食膳と出し巻定食を実食

日替わりお得膳・洋食膳　750円

定食は各種あるが「日替わりお得膳」がオトクだ。和食と洋食があり、内容は玄関のホワイトボードに書かれている。今回は洋食膳を注文。カニ入りクリームコロッケと唐揚げ、ハムエッグに焼きそば少しとキャベツの千切りがメインにお皿に盛られ、お皿はてんこ盛り。

特別おいしいわけではないが、家庭的でホッとできる味だ。

メインの他に小鉢が4皿と漬物、みそ汁もつくボリュームで750円とは驚きだ。残さないよう食べ切るのに必死だったが、無事完食できた。

出し巻定食　950円

別の日に「出し巻定食」を食べた。たまご3、4個は使っていそうな大きなだし巻きに焼き魚もつく。小鉢は変わらず4品添えられ、やはりボリューム満点だ。しっとりふわふわの出し巻きはおいしく食べごたえがあったが、残さないよう食べ切るのに必死だった。

なお、8～11時はモーニング営業をしていて、500円でトーストセット、700円で朝食膳が味わえる。