京都の名物カレーの一つの進々堂のカレーパンセット。レトロな洋館の厳かな空間で蘇る昭和の灯火に浸りながら懐かしのあのジャパニーズカレーに舌鼓。
色褪せない老舗の風格
京都大学熊野キャンパスにほど近い今出川通りに位置する昭和5年創業の老舗ベーカリー「進々堂」日本初フランスパンの創業者がパリのカルチェラタンを模して作り上げた由緒ある喫茶店。

入ると目に飛び込む、ローズピンクの公衆電話、そして京都の進々堂の高級感や現代的モダンさとは一線をかくす、厳かでカルチェラタンを嗅ぐわずノスタルジックな店内。
重厚感あるトラディショナルクラシックなお席は数人がけの大机が整然とレイアウト。
この長机は漆芸・木工の作家で人間国宝の「黒田辰秋」氏の作品という大変貴重な作品。
本棚には歴史書、レトロなステーショナリーと学校の図書館の延長線上にいるような遡るヒストリーに蘇るいにしえ物語。
シックに灯る球体のランプからは
温かみのある灯火が無機質な店内に柔らかさをプラスします。
店内撮影は禁止ですが、お料理のみ数枚だけなら可能。
素朴な元祖つけパンプレート

私は奥のテーブルにつき名物カレーパンセットをチョイス。
内容はサラダ、カレー、パン2つ、ドリンクのセット。
サラダはガラスの小鉢にトマト、きゅうり、コールスローとポテトサラダ。
カレーは赤みがかった茶褐色、スープカレーに近い液体系カレー。辛味は殆どなくかなりマイルド。
中にはチキンがゴロゴロと、玉ねぎの甘みを楽しむ、懐かしのジャパニーズカレー。
パンはプレーンのバターロールに塩パン。
一欠片のバターはお皿に別添え。
人肌程度に温かみがあり、なんとも素朴な味わい。
コーヒーはミルク入りがスタンダードのようですが、私はブラックで頂くことに。
昭和的なあっさりした飲み口。

ティースプーンに一欠片の角砂糖も
愛でたい昭和情緒。

窓からは生活感ある風景を映し出し、まるで映画の世界の一コマにいるかのような夢見心地な世界観に浸れるのもまた一興。
朝からカレーが頂けたり
近隣の方や学生さんには重宝するローカル色を醸し出しているアカデミック喫茶店でした。
クチコミでの評判
進々堂京大北門前。カレーパンセットでおはようございます。 pic.twitter.com/62cea3rU0f
— Rie Okamura (@okamuegoego) February 2, 2019
基本情報
店名:進々堂 京大北門前住所:京都市左京区北白川追分町88
電話番号:075-701-4121
営業時間:8:00~18:00(L.O.17:45)
定休日:火曜日
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